金融緩和期待で買われて堅調清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年08月10日 08時36分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

売られ過ぎの修正に期待

パナ電工(6991) 1109 △1

 インドで住宅向けのコンセントやスイッチ、ブレーカーなどの電設資材を増産する。親会社のパナソニック(6752)はインドを中長期的な戦略地域と位置づけ、インドの住宅資材の需要増に応じ、積極投資でシェア拡大を目指す。

NTTデータ(9613) 292500 ▼1400

 英国のシステム会社を傘下に収めた。同社は中堅企業に向けた独SAPの統合基幹業務システム(ERP)ソフト導入に強みを持つ。英国の卸売り、流通、消費財業界が主な顧客になる。

新電元(6844) 350 △11

 ベトナムに二輪車向けの電装品を生産する新工場を建設する。二輪車の成長が続くベトナムでの現地生産体制を整えることで、競争力を高め、ホンダ(7267)など日系メーカーを中心とした電装品の需要に対応する。

ソニー(6758) 2700 ▼28

 米国のグループ会社が開発した細胞分析装置を今秋に日本で発売する。レーザー光を活用して高速分析できるのが特徴で、新薬開発や再生医療の研究に取り組む、大学や企業に売り込む。家電などに続く新分野として、収益源への育成を目指す。

三菱ガス(4182) 478 ▼1 、 三菱商(8058) 1943 ▼23

 ベネズエラで国政石油化学公社と建設したメタノールの合弁生産工場が操業を始めた。酢酸やバイオディーゼルなどの原料として需要が拡大しており、欧米やベネズエラなどに販売する。ベネズエラではメタノール原料に使う天然ガスを安く調達できる。

日 揮(1963) 1385 ▼10

 米エネルギーベンチャーや独工業用ミラー大手と組み、太陽熱と火力を融合した新型発電プラント事業に乗り出す。各社がプロジェクト立案や設備施工、機器供給のノウハウを持ち寄る。太陽熱発電は太陽光より効率が良く、実績のある火力との融合でプラントの安定性を高め、新市場を開拓する。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1160万株

買い  1440万株

(金額ベースも買い越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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