生活が去年の今頃と比べ、「向上している」と思っている人はどのくらいいるのだろうか。「向上している」と答えた人は4.0%、「同じようなもの」が68.8%、「低下している」が26.7%であることが、内閣府の調査で分かった。
前回(2009年6月)の調査結果と比較してみると、「同じようなもの」(63.1%→68.8%)と答えた人が増えている一方、「低下している」(33.6%→26.7%)が減少。職業別に見てみると「同じようなもの」と答えたのは管理、専門技術、事務、農林漁業で多く、「低下している」のは販売、サービス、保安、生産、輸送、建設、労務だった。
現在の所得・収入に満足している人はどのくらいいるのだろうか。「満足している(まあ満足しているを含む」と答えた人は43.7%に対し、「不満だ(やや不満だを含む)」という人は54.1%。
所得・収入に対する満足度を性別に見ると、「不満」とする割合は男性で高い。年齢別に見ると、「満足」の割合は70歳以上で、「不満」は40〜50歳代で、それぞれ高かった。また男女・年代別に見てみると、「満足」なのは男女ともに70歳以上で目立った。一方「不満」なのは男性の30歳代、50歳代、女性の40〜50歳代で、それぞれ高かった。
職業別に見ると、「満足」と答えたのは管理、専門技術、事務で多く、「不満」なのは販売、サービス、保安、生産、輸送、建設、労務で目立った。また地位別で見ると、「満足」しているのは主婦と無職、「不満」なのは雇用者、自営業主、家族従業者が多い。
聞き取りによる調査で、全国の男女6357人が回答しった。調査期間は6月3日から6月20日まで。
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