速報
» 2010年08月05日 08時33分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:雇用や景況感に回復が見られたことを好感して買われ堅調 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>10680.43△44.05

<NASDAQ>2303.57△20.05

<為替:NY終値>86.35-86.41

雇用や景況感に回復が見られたことを好感して買われ堅調

 朝方発表された民間雇用サービス会社が発表した雇用レポートで非農業部門の雇用者数が予想以上に増加したことやISM(米サプライマネジメント協会)非製造業景況感指数が予想に反して改善していたことも好感されて堅調な展開となりました。決算発表の一段落、週末の雇用統計の発表を控えていることから積極的に買い上がるような動きは見られませんでしたが、景気回復鈍化懸念も薄れ、戻り一服となっていたような銘柄が買い直されて堅調となっていました。

 景気回復鈍化懸念も引き続き根強いのですが、これまでの好調な決算発表に加え、経済指標に好転が見られると、特に雇用関連などに改善が見られると敏感に反応するようです。週末の雇用統計もふたを開けて見なければわからないような面もありますが、どちらかといえば強気に傾きかけているような気がします。少なくとも日本市場のような過度な悲観論は少し後退しているのではないかと思います。ただ、雇用統計に対する期待は少なく引き続き経済指標などに敏感に反応する展開は続くものと思います。

 個別には景気回復鈍化懸念が薄れたことで、キャタピラーやGE(ゼネラル・エレクトリック)などの景気敏感銘柄が堅調、コカ・コーラやウォルマート、ホーム・デポなど商品関連銘柄も堅調となりました。原油先物は上げ一服となったのですが、商品相場は全般に堅調となり、シェブロンが堅調、パブリック・ゴールドが大幅高となるなど素材、石油関連銘柄は底堅い堅調なものが目立ちました。ハイテク銘柄もインテルやアップル、IBMなどが堅調、グーグルは大幅高となりました。金融株も高いものが多く、バンク・オブアメリカやJPモルガン・チェースは堅調となりました。朝方発表した四半期決算が市場予想を上回り、業績見通しを引き上げたポロ・ラルフローレンが大幅高となりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は米国株安や円高を受けて売り先行となりました。外国人は買い越しと伝えられたのですが、好決算発表銘柄などに関係なく、輸出株を中心に売りが嵩み、大幅下落となりました。特に大きく売られる理由があったわけでもないのですが、株式売り、債券買いの動きで為替が円高に振れ、株が大きく売られることになったものと思います。目先の需給調整の中で売られすぎた面もあるものと思います。

 米国市場が堅調となったことや為替も落ち着きが見られていること、また昨日の大幅下落の反動から買い先行となりそうです。ただ、昨日のように株式売り、債券買いの持ち高調整の動きが見られると指数の上値を押さえることになりそうです。為替に落ち着きが見られたことから、足元の業績が好調とされながらも売られていたハイテク銘柄や自動車株の反発は期待され、商品市況が堅調なことで割安感がますます引き立つような商社株なども物色されるのではないかと思います。先行きに対する悲観的な見方から買い気に乏しいのですが、割安感が強まっていることもあり、全体に底堅い堅調な展開となるものと思います。

 先行きに対する警戒感も少し行き過ぎているような感じです。昨日もかろうじて9500円水準で下げ渋った感もあり、引き続き9500円〜600円水準での値固めと言うことだと思います。9500円〜600円水準での底堅さを改めて確認して、上値の節目である9800円〜900円水準を目指すことになるのでしょうが、為替が落ち着いてくれば業績面での割安感を見直す形で10000円台回復となってくるものと思います。米国市場に底堅さが見られるだけに本来は売り難いはずであり、債券買い、株式売りの動きが加速されない限り9500円〜600円水準では底堅さは見られるものと思います。

本日の注目点

◇40年物国債〔8月債〕入札

◇7月の東京都心オフィス空室率(三鬼商事)

◇7月の車名別販売台数(自販連)

◇7月の車名別軽自動車販売台数(全軽自協)

◇4−6月期決算:大成建(1801)、大林組(1802)、清水建(1803)、長谷工(1808)、鹿島(1812)、博報堂DY(2433)、板硝子(5202)、古河電(5801)、千代建(6366)、ダイキン(6367)、ニコン(7752)、大日印(7912)、オリックス(8591)、住友不(8830)、TBSHD(9401)、NTT(9432)、コナミ(9766)、ヤマダ電(9831)

◇1−6月期決算:旭硝子(5201)

◇欧州中央銀行(ECB)理事会

◇7月の米小売り各社の既存店売上高

◇海外4−6月期決算:クラフト・フーズ

       1|2 次のページへ

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -

ITmedia 総力特集