デザインマイアミ/バーゼル2010詳細レポート(1/5 ページ)

» 2010年08月04日 08時00分 公開
[土田貴宏,エキサイトイズム]
エキサイトイズム

エキサイトイズムとは?

「高い美意識と審美眼を持ち、本物を知った30代男性」に向けたライフスタイルのクオリティアップを提案する、インターネットメディアです。アート、デザイン、インテリアといった知的男性の好奇心、美意識に訴えるテーマを中心に情報発信しています。2002年11月スタート。

※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。


 2010年で5年目を迎え、ビジネス面でも大きな成功を収めたデザインマイアミ/バーゼル。スイスのバーゼルで6月15日〜19日に開催され、会期中の入場者は1万6000人を超えた。高価なリミテッドエディションやヴィンテージの家具を扱うギャラリー約30軒が各国から集まるこのフェアは、未知のデザインであふれている。さらにデザインとアート、建築、ファッション、テクノロジーなどのさまざまなカルチャーがミックスする、きわめて貴重な場となっている。

 ロンドンのDavid Gill Galleriesは、1987年の設立以来、リミテッドエディション家具のシーンを牽引してきた有力ギャラリー。今年は、Galerie Kreoなどとともに、数年ぶりにデザインマイアミ/バーゼルに復帰した。エットレ・ソットサスやザハ・ハディドらの作品が並ぶ。

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 ジュネーヴのMitterrand+Cramer/Designは、オランダ人のマーティン・バースによる樹脂製の新作家具「Grey Derivations」を展示。工業的なマテリアルと、人間の手ならではの有機的なフォルムを組み合わせている。左手前に見えるのは、クラウディオ・コルッチによる石製プランター「miniland」。

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 Grey Derivationsのディテール。

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 ファッションデザイナー、リック・オウエンスの家具を発表してきたパリのJousse Entreprise。今年は彼の新作ソファが大きな存在感を放った。石、ブロンズ、ウッドなどの異素材のバランスと独特のプロポーションが印象的。

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