好決算に反応するか
携帯電話や携帯ゲーム機向けのタッチパネル用フィルム事業に参入する。これまで中大型パネルが主力だったが、スマートフォン(高機能携帯電話)向けなどの需要が急拡大しており、年内にも3.5インチ型の試作品を作り、2010年〜11年に量産を始める。
カナダで新型路面電車(LRT)の車軸用軸受け(ベアリング)を初めて受注した。NTNの車両用軸受けは日本のN700系新幹線にも採用されている。主力の自動車向けに続く新たな柱として鉄道など産業機械向けで攻勢をかける。
米GEゼネラルエレクトリックと次世代電力計(スマートメーター)の合弁会社を設立する。スマートメーターはスマートグリッドの中核機器として家庭への普及が見込まれている。新会社は国内の出力会社向けに同メーターの開発から生産、販売までを担う。
インドネシアに紙おむつ原料となる高吸水性樹脂(SAP)の新工場を建設する。2013年3月にも操業を始める計画。アジアの新興国を中心に紙おむつの需要が高まっていることに対応する。新工場稼動後で世界シェア首位の座を固める。
軸受けとハードディスク駆動装置(HDD)部品の新工場をタイに建設する。小型玉軸受けの生産能力を3割、HDD用ピボットアセンブリーの能力を4割高める。新興国を中心にHDDや家電製品の需要が拡大することに対応、両製品で世界シェア首位の座を固める。
携帯電話向けに動画や音楽の再生ソフトを開発する米社を買収する。昨年7月に出資しているが、年内に完全子会社化する。12月に次世代の高速携帯電話サービスを始める計画だが、米社のソフト技術を取り込み、大容量の動画サービスを拡充する。
売り 1480万株
買い 1790万株
(金額ベースは売り越し)
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
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