ソフトバンクアカデミアで「孫の二乗の兵法」を学んできた誠 Weekly Access Top10(2010年7月17日〜7月23日)(3/3 ページ)

» 2010年07月29日 11時00分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]
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時価総額を5倍に

 それぞれの文字について、「どういう意味と思うか」と参加者に問いながら講義を進めた孫社長。「これは字面を理解するだけではダメで、いろんな試練を乗り越えることで身に付く。私もまだ極め切れていない」という。

 実際、当日の夜中にバージョンアップして、文字の順番が変わったと話す。バージョンアップ前は「戦略→理念→将の心得→ビジョン→戦術」だった順番が、「理念→ビジョン→戦略→将の心得→戦術」の順番になったという。会社を興したばかりの時は「一番になりたい」という気持ちが強かったために左上に「一」の文字を配置していたが、「一番になることはゴールではない。『情報革命で人々を幸せに』という理念を次のリーダーも大事にしてほしい」という気持ちから「道」を左上に持ってきたとか。

 グループからの参加者たちにまず与えられた課題は、「ソフトバンクグループの時価総額をどうやって5倍にするか」というプランを考えてくること。「時価総額でいいなら、ITバブルがもう1回起これば自然にクリアする可能性もあるんじゃないか」と筆者はちょっと思ったのだが、怒られそうなので黙っておいた。

 外部からの参加者もまだ募集しているので、興味のある人は参加していただき、ブログなどで様子を伝えていただけるとミーハーの筆者にとってはありがたい。……と最初は書いたのだが、守秘義務があってそれはダメだということだ。ちなみに後継者には孫社長から100億円分の株が贈られるという。

2代目、3代目に課せられるハードルは高い

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