ソフトバンクアカデミアで「孫の二乗の兵法」を学んできた誠 Weekly Access Top10(2010年7月17日〜7月23日)(1/3 ページ)

» 2010年07月29日 11時00分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 先週最も読まれた記事は「夏のボーナスはいくらもらった? 大阪の中小企業で働く人たち」。2位は「なぜ千葉景子法相は落選したのか」、3位は「スニーカーで富士山に挑む、男性の呆れた“衝動”」だった。

ソフトバンクアカデミア開校

 ソフトバンクの孫正義社長が、後継者を育てるために創設したソフトバンクアカデミア。その開校式が7月28日、ソフトバンク本社25階の社員食堂で行われた。

 ソフトバンクアカデミアの第1期生は、グループ社員から270人、外部から30人を選抜する。アイティメディアはソフトバンクグループなので、「何となく面白そうだ」と思った筆者もこっそり応募してみたのだが、あえなく落選してしまった。「記者は商売が分からない」と思われがちなので、「あるオンラインゲームで、徹底した生産戦略やマーケティング戦略をもとにゲーム内経済を支配した」とうっかりアピールしてしまったのが逆効果だったかもしれない。しかし、落選したとはいえ、どんな内容になるのか気になったので、開会式に取材と称して潜り込むことにした。

 開会式にはグループ社員からの選抜者270人が参加すると聞いていたのだが、会場で着席している人数を数えると明らかに270人より多い。偉い人に事情を聞くと、通信3社(ソフトバンクモバイル、ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコム)以外では選考があったが、通信3社では希望者全員が参加できるようにしたため、その分だけ多くなっているのだという(グループ全体の応募者数は1000人。7月28日0時に募集開始した外部枠30人には、18時間で3700人が応募したそうだ)。

 筆者のように興味本位で応募した人が多いかと思いきや、真面目な顔をして座っている参加者が多く感じられた。参加の動機を聞こうと何人かに話しかけてみたのだが、「ちょっと今は……」と断られてしまった。「みんな軽い気持ちで応募しているに違いない」と思って参加した全国金魚すくい選手権大会に行ったら、本気モードの人ばかりだった10年前の思い出がフラッシュバックした。

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