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日経平均 | 9753.27円 | △256.42円 |
売買高 | 19億2283万株 | − |
日経平均先物 | 9730円 | △230円 |
売買代金 | 1兆3000億円 | − |
TOPIX | 865.51 | △19.39 |
値上がり銘柄 | 1396銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 404.10 | △5.98 |
値下がり銘柄 | 180銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1224.21円 | △2.69円 |
変わらず | 89銘柄 | − |
騰落レシオ | 80.32% | △6.79% |
円安に加え、好調な決算発表が相次いでいることから買われ、大幅高
昨日の米国市場はまちまちとなったのですが、昨日の冴えない展開の反動や円安を好感する動きから買い先行となりました。シカゴ市場(CME)の日経平均先物が大きく上昇となっていたことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が金額は売り越しながらも株数で買い越しと伝えられたことから、寄り付きから買い気配で始まるものも多く、買い一巡後も買戻しを急ぐ動きもあって値持ちの良い展開となりました。個別企業の決算が明らかになるにつれてユーロ安の影響なども限定的と見られるものも多く、改めて円安を好感する動きや、好決算を見直す動きもあったものと思います。
後場に入ってからも一段高となりました。為替には大きな動きはなかったのですが、昼の時間帯に好調な決算を発表する銘柄も見られ、買戻しを急ぐ動きも見られました。値持ちの良さが改めて好感され、株価の動きが良いと好決算を見直して買いが入り、また株価も上がるというような動きもあり一段高となりました。これまでの出遅れ感も値持ちの良さを改めて見直す動きとなり、好決算や金融機関への規制強化が緩和されるのではないかなどの好材料に素直に反応する動きとなったものと思います。市場参加者が増えたわけでもなく、相変わらず盛り上がりに欠ける展開ではあるのですが、徐々に雰囲気も変わっているようです。
小型銘柄も堅調な展開となりましたが、主力銘柄を買い直すなかで総じて見ると様子見気分の強い展開となりました。東証マザーズ指数は大幅高となりましたが、日経ジャスダック平均は小幅高となりました。先物もまとまった売り買いは少なく前場こそ目先筋のまとまった売り買いも見られましたが方向感はなく、後場はまとまった売り買いも少なく大きく方向付けるような動きはありませんでした。
決算発表は予想通り(?)好調なものが多いのですが、為替動向や市場の雰囲気=センチメントで反応は大きく違うようです。米国経済指標の発表も同じような反応となっていますが、センチメントが悪い時は「思ったほど悪くない」けれど「悪い」と言うことで売られてしまうのですがセンチメントが良い時は「悪い」けれど「思ったほどではない」というように同じ数字でも反応が違ってくるのです。ようやく、センチメントも少しは上向いてきましたが、まだまだ「好転」と言うほど市場の見方が変わったわけでもないと思います。それでも、好調な決算が次々と見られればセンチメントも上向いて好決算に敏感に反応するようになって来るのでしょう。
下落となった基準線を一気に抜けて来ました。ここからは雲や7月14日の高値が気になり、遅行線も日々線を意識するところであり、いったん上値も重くなるかもしれません。ただ、RSIやストキャスティックスは上昇が続いて上値余地もあり、雲の中に突っ込み底、遅行線が日々線を抜けて「好転」底入れ感が強まる可能性もありそうです。早々に7月14日の高値水準を抜けて来るのかどうかでもう一段の上昇となるのかどうかが決まりそうです。
転換線を抜けて一気に下落となった基準線を抜けて来ました。RSIやストキャスティックスは上昇が続いて上値余地もあり、日々線が雲を意識するにも、遅行線が日々線を意識するにもまだ間があり、もう一段の上昇は大いに見込めます。7月14日の高値を抜けてくれば底入れ感がかなり強まり、「下がれば買い」と言うような強含みの展開となるのでしょう。
転換線を抜けて底値圏でのもみ合いを脱しつつありました。基準線はまだ下落が続いており、まだまだ戻りも鈍いのでしょうが、RSIもストキャスティックスも上昇が続いて上値余地も大きく、遅行線が日々線を意識するところや日々線が基準線に押さえられるような水準まで一気に戻りを試すよな動きになるのかもしれません。
円安を好感して好決算を見直し
昨日の引け後に発表した2010年1−6月期決算で純利益が前年同期比3.7倍と好調であったことに加え、下期の為替レートを厳しく見たうえで通期業績を変更しなかったことや円安を好感して買われ、大幅高となりました。
昨日の引け後に2010年4−6月期決算を発表、営業利益が前年同月比6.6倍となったのですが、期待されたほどではなかったということで、失望売りが嵩み軟調となりました。
インドでの自動車販売が依然として好調と伝えられながらインドの利上げが懸念されて売られていましたが、実際に利上げが行われたことで、あく抜け感から買われ堅調となりました。
大阪市と組み、ベトナムで水道施設を運営すると新聞で報じられ、アジアのインフラ投資が活発ななかで、受注を取り込んでの収益拡大期待が高まり堅調となりました。
前日の引け後に2010年4−6月期の連結決算を発表、純利益が前年同期比20%増となったことが好感されて堅調となりました。地合いの好転に加え、懸念されていた運輸部門が好調となったことや順調な「エキナカ」開発の進展が期待された面もあるものと思います。
ユーロ安に一服感が出たことで、これまで過剰に反応して売られていた反動もあり大幅高となりました。決算発表を控えて、改めて、影響向け偏光版の保護フィルムやハードディスク向けガラス基盤が順調であることを見直したものと思います。
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