本場の人気ビストロが続々「フードフランス ビストロ」(4/4 ページ)

» 2010年07月26日 14時00分 公開
[松浦明,エキサイトイズム]
エキサイトイズム
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ラ・チュピナ

 店名の“ラ・チュピナ”は、暖炉にかけられるような取っ手のある大きな鍋を意味する言葉なんですが、暖炉の炎は田舎の家庭に明るさを与える重要なもので、このお店でもエントランスをくぐるとまず真っ先にその“炎”が出迎えてくれる。炎の前には野菜や肉など、その日に使う食材がずらっと並べられていて、まさに「ボルドーの台所」といった雰囲気のお店です。

 世界のVIPもわざわざ訪れる店としても知られていて、マスコミからも高い評価を得ています。南西部の鴨料理やフォアグラといった、地産地消の郷土色豊かなビストロ料理が味わえるお店です。

エキサイトイズム 「ラ・チュピナ」(ボルドー)/東京会場 2011年1月20日(木)〜25日(火)

食材の宝庫アキテーヌ地方の郷土料理を豪快に楽しめる店として話題のボルドーの名店。インターナショナル・ヘラルド・トリュビューン紙で世界のベスト・ビストロ第2位に選ばれてからは、その名は世界的なものになっている。


トゥーミュー

 「トゥーミュー」は去年パリにオープンしたばかりの新店です。若手シェフのジャン・フランソワ・ピエージュ氏は超高級ホテル「オテル・ド・クリヨン」出身。ホテルを辞めて新たに共同経営者のコスト兄弟とともにオープンしたお店なんですね。コスト兄弟は、ポンビドゥーセンターの上にある「ジョルジュ」や、「オテル・コスト」などちょっと高級でおしゃれな店を手掛けることでも知られていて、「トゥーミュー」も1930年代の伝統を残した中に斬新なモダンデザインを融合させたとても個性的な内装が特徴的です。

 クラシックなビストロはだいたい15〜40席なのに対し、この店は100席という稀な規模を誇る店。100席というと席数は、どちらかというとブラッスリーの規模なのですが、メニューを開くとビストロ。料理もメニューを見るとクラシックなのですが、クリヨン出身のシェフというだけに、焼き加減やプレゼンテーションには独特のこだわりを感じさせる、とても洗練された料理を楽しませてくれる店です。

エキサイトイズム 「トゥーミュー」(パリ)/東京会場 会期:2011年3月3日(木)〜8日(火)

いまパリでもっとも注目されるシェフ、ジャン・フランソワ・ピエージュ氏のビストロ。3つ星獲得間近と噂される「オホテル・ド・クリヨン」のシェフを辞め、昨秋7区に同店をオープン。洗練された質の高い料理を手頃な価格で楽しめると大評判。


東京会場:ビストロ「ブノワ(BENOIT)」

東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山10階

Tel:03-6419-4181


大阪会場:「ル・コントワール・ド・ブノワ」

大阪市北区梅田2-4-9 ブリーゼブリーゼ33階

Tel:06-6345-4388


ランチ プリフィックスメニュー

3600円/4800円/6000円(税・サ込み)


ディナー プリフィックスメニュー

6000円/7200円/8400(税・サ込み)

食後のコーヒーまたは紅茶が含まれる。


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狐野扶実子(このふみこ)

 パリの名門料理学校「ル・コルドン・ブルー」を首席で卒業後、シェフ アラン・パッサールによる3つ星レストラン「アルページュア」で研修。3年でスーシェフ(副料理長)に就任という快挙を果たす。パリを拠点に出張料理人として独立後は、素材の持ち味を生かした繊細かつシンプルでエレガントな料理が話題となり、シラク元大統領夫人をはじめ世界中のVIPから招かれた。

 その後パリの老舗食材店「フォション」で初の女性・東洋人のエグゼクティヴシェフを経て帰国。イベント向けのメニューやレシピ開発、テレビや雑誌などでも多彩に活躍中。昨年フランスで刊行された「ラ・キュイジーヌ・ド・フミコ」は2009年グルマン料理本大賞の女性シェフ部門で世界最優秀賞を受賞した。ビストロ通としても知られ、昨年、人気のビストロガイドブックの著者クロード・ルベイ氏と共に「ルベイとフミコのビストロ・ヌーヴォー」を刊行した。


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