本場の人気ビストロが続々「フードフランス ビストロ」(2/4 ページ)

» 2010年07月26日 14時00分 公開
[松浦明,エキサイトイズム]
エキサイトイズム

そうした文化の違いも今回の「フードフランス“・ビストロ”」では体験できるかもしれませんね。では、今回紹介される6軒のそれぞれの特徴を教えてください。

オ・リヨネ

 まず、最初の1軒が「オ・リヨネ」という店です。パリの中心にある老舗のビストロの1つで、メニューを見るとクラシックなリヨンのビストロ料理がラインアップされていますが、実際に出てくるものはいまの時代に合うように程よくアレンジされていて、とても洗練されています。裏道にあるにも関わらずいつも大勢のお客さんで賑わっていて、人を惹き付ける不思議なオーラを感じさせるお店です。

エキサイトイズム 「オ・リヨネ」(パリ)/東京会場 *終了

1890年創業の老舗のビストロ。2002年より、アラン・デュカス氏によって現代の息吹が吹き込まれた。長永年人々に愛されてきた古き良き伝統のリヨン料理の味わいを残しつつ、食材の持ち味を活かした料理が評判。


メゾン・コンスタン

 2軒目はクリスチャン・コンスタン氏の店。パリではいまから20年ほどくらい前から少しずつビストロブームが始まったのですが、そこでまずミッシェル・ロスタン氏や、あとはギ・サヴォワ氏がブームの礎を創るのですが、そのけん引役となったのがコンスタン氏なんですね。

 彼はパリのビストロブームの重要人物の1人で、先ほど日本でもパリのビストロの味を凌ぐ煮込み料理を出してくれる店の話をしましたが、その日本人シェフたちの中にはコンスタン氏のところで修行をしたという人たちも結構多いのです。“ビストロ料理を学ぶ学校”として最高の環境を与えてくれるシェフの1人。普段はパリでしか食べられない彼の料理が日本で味わえるとても貴重な機会になると思います。

エキサイトイズム 「メゾン・コンスタン」(パリ)/大阪会場 7月22日(木)〜27日(火)

元「ホオテル・ド・クリヨン」の有名シェフ、クリスチャン・コンスタン氏が2003年にセカンド店としてオープンしたモダンビストロ。世界各地から訪れるグルメたちに愛されるおしゃれな街の食堂。


Copyright (C) 1997-2014 Excite Japan Co.,Ltd. All Rights Reserved.