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» 2010年07月23日 19時56分 UPDATE

iida Art Editionsにコンセプトモデル、名和晃平と東信 (1/2)

KDDIの携帯電話ブランド「iida」から、Art Editions Conceptが発表された。第1弾の草間彌生氏に続き、作品を手がけたのは、彫刻家の名和晃平氏とフラワーアーティストの東信氏だ。

[草野恵子,エキサイトイズム]
エキサイトイズム

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※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。


 KDDIの携帯電話ブランド「iida」から、Art Editions Conceptが発表された。第1弾の草間彌生氏に続き、作品を手がけたのは、彫刻家の名和晃平氏とフラワーアーティストの東信氏だ。

 Art Editionsシリーズは携帯電話をアート作品へと昇華させることで、人と携帯の関係性を問い直すプロジェクトだ。草間氏の作品はごく限られた数が販売されたが、今回発表された2作品については、コンセプトモデルで商品化についてはいまのところ未定。

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 彫刻家の名和晃平氏による作品「PixCell via PRISMOID(ピクセル ビア プリズモイド)」は、透明な球体を使う同氏の代表的な彫刻概念「PixCell」を基に、深澤直人氏のデザインによる携帯電話「PRISMOID」とモニターにビーズを施した作品で、端末とモニターで構成されている。

エキサイトイズム 名和晃平「PixCell via PRISMOID」

 「最初に“携帯電話をセルが通過する”というイメージがあって、それに合う携帯電話を探したときに、PRISMOID(プリズモイド)がいちばん適していると感じました。というのも、PRISMOIDはどの方向から見ても彫刻的に美しく、サイドには角度がついていて多面体となっているため、視覚を360度連れて行ってくれる。

 デザイナーの深澤さんにお会いして“使わせてほしい”とお願いしたら喜んで承諾してくれました。一方のモニターも、実はたまたま深澤さんのデザインによるものになりました。モニターについても同様に探したのですが、薄っぺらいものばかりで彫刻的に面白いものが他になかった。深澤さんのフォルムの出し方や輪郭についての考え方には、非常に共感するところがあります。このガラスのビーズは、ものの輪郭を崩すためにつけています。もともと美しい輪郭を持ったものは、崩しがいがあるんですよ」(名和晃平氏)

 「PixCell via PRISMOID」は、携帯電話から発信される無数の情報を視覚化し、それらが媒介としてセルに取り込まれて、携帯電話を水滴のように次々と通り抜けるイメージだ。セルの中に閉じ込められた情報は、それぞれが歪んで光を放ち、不思議な美しさを放つ。

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 透明な球体で覆われたモニターにはEメール経由でアップロードされた画像やテキストが表示されるようになっていて、それらはまたセルの中に再度取り込まれていく。情報がさまざまな大きさの透明な球体を通ることによって、デジタルからアナログの世界へ再び引き戻されて増幅していくイメージは、私たちを取り巻く世界、現代の情報化社会を真摯に見つめた作品ではないだろうか。名和氏は、今後もこのシリーズをさらに展開し、自身のホームページやアートのフィールドで発表して行く予定だ。

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