健康や運動に対する意識が高いのは、どこに住んでいる人?

» 2010年07月23日 12時53分 公開
[Business Media 誠]

 東北地方の人は他のエリアに住んでいる人に比べ、健康や運動に対する意識が高いことが、かんぽ生命保険の調査で明らかになった。この調査は、運動や健康に関する質問から指数を算出したもの。東北地方の人に次いで意識が高かったのは近畿地方、逆に最も低かったのは中国地方という結果に。

運動・健康指数の総合1位は東北地方(出典:かんぽ生命保険)

 実際にどのくらいの運動を行っているのだろうか。運動習慣の指数を算出したところ、近畿地方がトップ。近畿地方の人は1週間の平均運動時間は少ないものの、通勤通学などの日常の移動手段が「徒歩」(18.0%)や「自転車」(19.0%)と答えた人が多く、運動不足を感じている人も他のエリアに比べ少ない(80.5%)ことが分かった。一方、意識的に運動に取り組んでいない人は中国地方の人(51.0%)が多く、1週間の平均運動時間も少ないことが明らかに。

 また健康意識に対する指数を算出したところ、最も高かったのは東北地方だった。東北地方の人は体重だけでなく、体脂肪率・BMI値も半数以上の人が把握。「定期的に健康診断を受けるなど、自身の体への関心が高いことがうかがえた」(かんぽ生命保険)。逆に、指数が低かったのが北海道の人で、定期的に健康診断を受けていない人が49.0%にも達した。

今の健康状態を表す漢字一文字

 今の健康状態を漢字一文字で表してもらったところ、「良」(328人)と答えた人が最も多かった。1位はポジティブイメージの漢字となったが、3〜10位までは「疲」「不」「悪」などマイナスイメージの漢字が並んだ。日常の疲れ、体の不調を感じている人が多いのかもしれない。年代別で見てみると「疲」と答えた人は20代で最も多く、比較的若い世代の人が疲れていることが明らかに。一方、40〜50代の人は「良」と答えた人が多く、マイナスイメージの漢字が少ない傾向がうかがえた。

今の健康状態を表す漢字一文字(出典:かんぽ生命保険)

 インターネットによる調査で、10〜50代の男女1600人が回答した。調査期間は6月8日から6月10日まで。

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