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» 2010年07月22日 16時06分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:米国株安や円高を受けて軟調だが下げ幅限定で小動き (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 9220.88円 ▼57.95円
売買高 26億5888万株
日経平均先物 9200円 ▼80円
売買代金 1兆2196億円
TOPIX 825.48 ▼3.87
値上がり銘柄 515銘柄
東証マザーズ指数 383.41 ▼4.50
値下がり銘柄 1007 銘柄
日経ジャスダック平均 1211.75円 ▼5.17円
変わらず 149銘柄
騰落レシオ 69.31% ▼6.25%

日経平均

米国株安や円高を受けて軟調だが下げ幅限定で小動き

 米国株が大幅下落となったことや為替も円高に振れたことから売り先行となりました。それでも、昨日まで大幅下落となっていたことや米国市場の引け後の決算発表が好調なものが見られたこと、また、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が金額は売り越しながらも株数ベースでは大幅高となったことから、寄付きからの売りが一巡した後は目先筋の買戻しも入り底堅い展開となりました。それでも持高調整の売りも多く、戻りの鈍さを確認する売り直されるような展開で軟調な地合いが続きました。

 後場に入っても売り急ぐ動きはないものの、特に売り材料が見られないなかで年初来安値を更新する銘柄も多く見られ、閑散のなか指数は方向感のない展開となりました。好材料への反応も鈍く持高調整の売りが嵩む銘柄が売られ、売りの少ない銘柄が堅調となるような感じで相場全体の方向感は掴めず、円高、債券高(金利低下)、株安の動きは変わらず、冴えない展開が続きました。決算発表に反応する銘柄もあるものの目先筋が中心と見られ、相変わらず市場参加者も限られていたようでした。

 小型銘柄も手仕舞い売りも嵩んで軟調なものが目立ちました。買い気に乏しいなかでちょっとした見切売りに値を崩すものも多く、東証マザーズ指数は大幅安、日経ジャスダック平均も軟調となりました。

 相変わらず持高調整の売り買いが中心、その動きに目先筋の売り買いが重なっているというような展開で、いっこうに参加者が増えるような雰囲気でもなく、売買高ころ銀行株の売り買いで膨らんではいるものの、上がっても下がっても動きが無くても全く盛り上がりません。「先行き不安」ばかりが強調されていますが、「先行き」などはいつでも不安が多く、楽観的に見るか悲観的に見るかだけの違いのようにも思えます。好決算、好調な業績見通しを発表しながらも売られすぎた銘柄などは反発も大いに期待できるのではないかと思います。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 引き続き軟調で安値を試す動きとなりました。RSIはまだ方向感はなく、上昇気味とも見られ、ストキャスティックスも底値圏になって来たので、ここからの反発も期待されます。明日の寄付きが堅調となれば、転換線や基準線までの戻りを試す動きとなるかもしれません。

TOPIX

NYダウ

 安値更新となりましたが、RSIはまだ上昇気味でもあり方向感は出ていません。ストキャスティックスは底値圏になってきており、本日の足も「十字足」のような格好であり、明日の寄付きが高ければ戻りを試す動きとなって来るかもしれません。

円相場

NYダウ

 さすがに週明けには底堅さも見られましたが下値を試す動きとなっています。RSIもストキャスティックスも上値余地のある中で急落となり、RSIはまだ下げ足りないものの、ストキャスティックスは一気に安値圏まで下落となり、底堅さも見られそうです。RSIはまだ下値余地も大きく、値幅というよりは日柄の整理となって来そうです。

銘柄ピックアップ

好材料にも反応し切れず

信越化(4063) 4135 △60

 後場に入ってから2010年4−6月期の決算を発表、増収増益となったことや同時に発表した2011年3月期の連結営業利益が前期比26%増となりそうだと発表、好調な業績を素直に好感して買われ堅調となりました。

キリンHD(2503) 1097 ▼6

 持高調整の売りに押されて軟調、年初来安値更新となりました。猛暑関連として飲料メーカーなどが買われる中で持高調整の売りに押されて軟調な展開が続いています。

みずほ(8411) 134 △1

 本日から大型公募の売却も可能ということで目先筋の売買が嵩み大商いとなっていますが、手仕舞い売りも多く見られる一方で買戻しも多く、方向感は見られず小動きとなりました。

三井金(5706) 224 ▼4

 2010年4−6月期の連結経常損益が大幅黒字となったもようと新聞で報じられ、買い先行となりましたが、地合いの悪さに押されて、好業績の新聞報道に反応が鈍く、先行きへの懸念ばかりが強まり、軟調となりました。

三井物(8031) 1113 △25

 メキシコ湾の原油流出事故で被害補償を負担しない方針であると後場に入ってから伝わり、好感する買いや目先筋の買戻しが入り堅調となりました。

エルピーダ(6665) 1245 ▼57

 米半導体大手とフラッシュメモリー事業で提携を強化すると報じられましたが、特に材料視されることもなく逆に韓国サムスン電子が微細化を進めると報じられたことが嫌気されて売られて大幅安、年初来安値更新となりました。

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