好調な決算発表もFRB議長発言に失望して大幅安清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年07月22日 09時14分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

ユーロ安・円高に反応か

三菱電(6503) 698 ▼6

 安全性を高めた「クラウドコンピューティング」サービスの販売を開始する。通信網とデータをそれぞれ暗号化するほか、認証を二重にするなどし安全性を高められる。

アルバック(6728) 1693 ▼9

 サウジアラビアの化学大手と自動車の窓ガラスなどに使うポリカーボネイト(PC)樹脂の生産技術で提携する。真空技術を武器に半導体から太陽電池や薄型パネルへと成長市場向けの製造装置を開発してきたアルバックだが、今度は自動車関連分野に事業領域を広げる。

シャープ(6753) 957 ▼1

 工務店などの住宅用太陽電池の施工資格者を増やす。迅速に取り付けられるなどサービス体制を強化し、低価格の海外製品などに対抗する。

ファーストリテイ(9983) 12740 △30

 高価格ブランドの展開を国内外で強化する。婦人服の「セオリー」は中国の店舗数を早期に倍増するほか、現地でインターネット通販にも参入、「プラステ」など新規ブランドは国内出店を加速する。富裕層の開拓に力を入れる。

日 立(6501) 332 ▼2

 企業内のIT(情報技術)システムの信頼性を高める製品で、米セキュリティー対策大手と業務システムに不具合が生じても迅速に復旧できるバックアップ製品を開発。業務システムのデータを丸ごと保存することで、コンピューターの一部が故障しても迅速に復旧できる。

バルス(2738) 95800 △200

 雑貨店「フランフラン」を展開するバルスは商品の調達先を欧州に広げる。現在は中国などアジア製がほとんどだが、人件費高騰などで原価が上昇、ユーロ安で割安になっている欧州製品も取り入れ、調達先を多様化する。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  2020万株

買い  3020万株

(金額ベースは売り越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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