東京ガスと大阪ガスの共同ブースで展示されていたのは、スマートエネルギーネットワークやスマートハウス集合住宅版の概念模型、スマートガスメーター、太陽熱を利用した冷暖房システムや給湯システムの実機や解説パネルなど。
スマートエネルギーネットワークとは、エリア内で発電した電力や、ガスコージェネレーションシステムや燃料電池で発電する際に発生する熱を融通し合うことで、エリア内のエネルギー需給を最適化するというもの。スマートハウス集合住宅版は、家庭用燃料電池や太陽電池、蓄電池、太陽熱給湯機などを組み合わせて電気/熱利用を最適化するスマートハウスの概念を集合住宅に拡大したものだ。スマートエネルギーネットワークは東京ガスと大阪ガスがそれぞれ東京と大阪で実証実験に着手している。スマートハウス集合住宅版も東京ガスの社宅を使った実証実験に向けて、現在準備が進められているという。
一方、EVEXエリアでクリーン発電関連のシステム/機器を展示していたのはシンフォニア テクノロジー(旧 神鋼電機)。垂直軸型の小型風力発電装置「そよ風くん V-II」は風速1メートルから回転し始め(発電開始は風速2メートルから)、また、無風時でも発電できるよう太陽電池モジュールも装備しており、これまでに国内で約900台の納入実績があるという。
「リッター水力発電」は取水・排水路につなぐだけで発電できる出力1キロワットのマイクロ水力発電装置で、商用電源のない山間山麓部にある山小屋や養魚場、農作業場などの常用電源や、無線基地局用電源、獣害防止柵用電源などに活用できるという。
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