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» 2010年07月12日 15時59分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:決算発表を控えて上値も重く手仕舞い売りに押されて軟調 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 9548.11円 ▼37.21円
売買高 15億9507万株
日経平均先物 9550円 ▼30円
売買代金 1兆0336億円
TOPIX 857.70 ▼3.51
値上がり銘柄 524銘柄
東証マザーズ指数 396.25 △0.39
値下がり銘柄 984銘柄
日経ジャスダック平均 1232.26円 △0.44円
変わらず 162銘柄
騰落レシオ 98.10% △5.44%

日経平均

週末米国株高や円安を好感、選挙の影響は少なく買い先行となるも、決算発表を控えて上値も重く手仕舞い売りに押されて軟調

 先週末の米国市場は堅調、為替も円安気味となったのですが、参議院議員選挙の結果を受けて政局混乱の懸念が浮上、売り先行となりました。それでも、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が小幅買い越しと伝えられたことや持高調整の売り一巡感もあり、寄付きの売りが一巡した後は底堅く、底堅さを確認すると円安を好感するように堅調となりました。ただ、特に積極的に買い上がるだけの材料があったわけでもなく、逆に日米の決算発表を控えて早めの手仕舞い売りも多く上値も限定的となり、方向感なく小動きとなりました。

 後場も一段と方向感のない展開となりました。寄付きから堅調な展開は続いたのですが、手掛かり難、売り買い共に手控え気分の強い中で小動きとなり、上値の重さを嫌気して手仕舞い売りに押されて軟調となる場面もありました。参議院の与野党逆転も、市場への影響がどこまであるのか、見極めたいという動きもあり、個別に妙な思惑で目先筋の売り買いを集める銘柄や業種は見られましたが物色対象が広がるでもなく、その思惑も長続きせずあくまでも限定的な反応となって、結局最後まで方向感のない展開となりました。

 小型銘柄も方向感はなく、手掛かり難の中、終始小動きとなりました。東証マザーズ指数も日経ジャスダック平均も小幅高、ほぼ横ばいとなりました。先物も散発的にまとまった売り買いは見られるのですが、追随する動きも、売り向かうような動きも、買い向かうような動きもなく、ちょっとしたまとまった売り買いに反応はするものの、反応も限定的で指数の方向感を出すような動きはありませんでした。

 日米の決算発表を前に、選挙などの影響が分かり難い材料への反応は限定的となるようです。足元の業績は好調と見られているのですが、ユーロ安の影響なども気になるところですし、先行き見通しはもっと気になるということのでしょう。好調な業績が期待されても買い切れず、特に米国での決算動向に市場がどのような反応をするのか見極めたいということなのだと思います。割安感が強い銘柄が多いだけに底堅い展開は続くものと思います。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 遅行線が日々線に押さえられ、日々線は基準線を意識して上値の重い展開となっていますが、RSIもストキャスティックスも底値圏からの反発となっており、まだまだ上値余地もあるので、底堅い堅調な地合いは続くものと思います。遅行線が日々線に絡みながら押し目を確認して戻りを試す動きとなるのでしょう。

TOPIX

NYダウ

 引き続き基準線に上値を押さえられています。遅行線も日々線に押さえられて上値も重くなっていますが、ストキャスティックスは高値圏にあるものの上値余地もあり、RSIはまだ上昇が続いて上値余地もあり、押し目を確認する場面でも底堅く、底堅さを確認しては戻りを試すような強含みの展開が続くものと思います。

円相場

NYダウ

 転換線を抜けて堅調な展開が続いていますが、いったん上値も重くなりました。ただまだRSIやストキャスティックスは底値圏からの反発が続き上値余地も大きく、ここから下落に転じる基準線を目指して戻りを試す動きは続くものと思います。

銘柄ピックアップ

円安を好感するも上値は限定的

ホンダ(7267) 2687 △80

 米国株が堅調となったことや為替が円安に振れたことから買い先行となりました。その後も持高調整の売り一巡感や円安を好感するうごきで一時大幅高となるなど堅調な展開が続きました。

TDK(6762) 5040 ▼40

 売り先行で始ま乱高下となりました。先週末の新聞で2010年4−6月期連結営業利益が順調に黒字となっていると報じられたことから、好感する買いが入り一時堅調となりましたが手仕舞い売りも嵩み軟調となりました。

富士通(6702) 572 ▼7

 米マイクロソフトと「クラウドコンピューティング」事業を共同展開すると新聞で報じられて買い先行で始まったものの、先週末に堅調となっていたこともあり、利益確定売りに押されて軟調となりました。

ディスコ(6146) 5770 ▼50

 週末土曜日の新聞で2010年4−6月期の連結営業利益が黒字になったと見られると新聞で報じられ、期初の上半期の予想を上回りそうだとの見方から買われ、堅調となりましたが上値の重さを確認して売られ手仕舞い売りを急ぐ動きから軟調となりました。

良品計画(7453) 3285 ▼150

 先週末の引け後に2010年3−5月期の連結業績を発表、31%営業減益となったことが嫌気されて売られ、大幅安となりました。海外店舗は好調でしたが、国内の落ち込みが大きかったようです。

東京個別(4745) 243 ▼4

 民主党が参議院議員選挙で大敗したことで、「子供手当て」の先行きが不透明となり、「子供手当てメリット銘柄」として買われた分がはげて、軟調となりました。

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