欧州金融不安、米雇用不安などが薄れてダウ平均は大幅連騰清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年07月09日 09時14分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
前のページへ 1|2       

本日の注目銘柄

好業績銘柄を見直し

伊藤忠(8001) 709 △11

 ナミビアのウラン鉱山を開発しているオーストラリアの資源開発会社に出資する方針。伊藤忠は今春に豪社の筆頭株主である英国企業に出資しており、鉱山開発への関与を深めて、今後、ウランの販売権を獲得する。今回のナミビアの鉱山は埋蔵量が豊富で、生産分を確保し、日本の電力会社向けに供給する。

東エレク(8035) 4900 △240

 子会社が本社工場を増設、生産能力を約3割増強する。アジアを中心に半導体需要が高まっている一方、現行の生産能力が限界に近づいていることから、設備増強に踏み切る。

山洋電(6516) 435 ▼8

 工作機械や半導体製造装置などで使うモーターの生産能力を2011年3月期の当初計画から約7割引き上げる。中国など新興国の設備投資が旺盛で、工作機械向けモーターの需要も増えていることに対応する。

凸版印(7911) 737 △17 、 大日印(7912) 1052 △22

 電子書籍の制作、流通にかかわる企業で構成する業界団体「電子出版制作・流通協議会」を設立する。ソニー(6758)やシャープ(6753)など閲覧用端末を製造する電機メーカーや回線を提供するNTT(9432)などに参加を要請中で今後も電子書籍の流通基盤のを整備する。

アルバック(6728) 1803 △80

 大型液晶パネルの電極を形成するためのターゲット材を増産する。主力工場で生産量を現在の2倍以上に引き上げるほか、2〜3年後を目処に中国にも生産拠点を設ける計画。(日経産業)

エイチワン(5989) 683 △4

 中国全3工場に溶接用ロボットを大量導入する。ロボットによる生産ラインの自動化を進めることで、労務コストを抑える考えで、年内にも現状比で約4倍の体制とする。(日経産業)

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1040万株

買い  1280万株

(金額ベースは売り買いトントン越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.