インタビュー
» 2010年07月06日 08時00分 UPDATE

売り上げより、「思い浮かぶこと」が大事――マクドナルドのチキン戦略 (3/3)

[堀内彰宏,Business Media 誠]
前のページへ 1|2|3       

高価格帯の商品を出す意図

――チキンバーガー ソルト&レモン(東京地区390円)やチキンバーガー オーロラ(東京地区390円)の価格をチキンフィレオ(東京地区290円)や、フラッグシップ商品であるクォーターパウンダー(東京地区360円)などより高めに設定している意図を教えてください。

大内 ビッグアメリカの時も、「高価格帯の商品を出す意図は?」とよく質問されたのですが、「この価格帯に商品をポジショニングしていこう」という考え方で商品開発はしていません。

 マクドナルドでは常にお客さまの期待を超えるバリューを提供することを心がけており、「この新商品は価格のバリューを超える商品ではないか」ということで、こうしたフラッグシップの商品をこの価格帯に位置付けたというところです。

ah_makudo7.jpg 月次セールスリポート(出典:日本マクドナルド)。ここ数カ月、客数は伸びている一方、客単価が落ち込んでいる

――福岡県のマクドナルドで試験販売をされたということですが、どういった反響がありましたか?

大内 非常に好評で、福岡県の方々のブログにも「このチキンおいしい」といった書き込みがいっぱいあって、私たちも「これはいける」と思いました。具体的な数値は言えないのですが、ビーフのフラッグシップ商品であるクォーターパウンダーの試験販売を超える反響をいただいたと判断しています。

 小さいお子さまからお年寄りの方まで来てくださって、私たちとしては特にこの層に向けてということで作ってはいないのですが、店舗からは女性のお客さまに結構購入していただいたという話は聞いています。

工藤 時間帯別で見ると、チキンバーガーは昼がメインで、ジューシーチキンセレクトは昼以降のスナックタイムの率が非常に高かったですね。

――さらなるチキン商品の開発は進めているのでしょうか?

工藤 チキンに限らず、具体的な販売計画がなくても、常に商品開発は続けています。もちろん、その中にチキンもあります。

――最後に読者にメッセージを。

工藤 一度食べていただけると、この商品の良さは分かると思います。食べて驚いていただいて、ファンになっていただければすごくうれしいですね。

前のページへ 1|2|3       

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -

ITmedia 総力特集