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» 2010年07月02日 19時06分 UPDATE

岡崎宏司のクルマ DE トリップ:カッコいいルックスと使いやすいサイズ感――三菱RVR

8年ぶりに復活した三菱RVR。クロスオーバーが続々登場している中で、“元祖”となる3代目RVRは乗用車とSUVとのクロスオーバーになった。先代とキャラクターに違いがあっても、違和感は見当たらない。

[岡崎宏司,LUXURY TV]
LUXURY TV

著者紹介:岡崎 宏司(オカザキ コウジ)

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1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。

※この記事は、LUXURY TVより転載しています。


 三菱RVRの名が8年ぶりに復活しました。RVRは、いわば「クロスオーバー」の元祖的存在。1991年に誕生した初代RVRは、折からのRVブームにも乗って、人気モデルの地位を獲得しました。

 初代、2代目が乗用車とミニバンのクロスオーバーだったのに対して、最新の3代目は乗用車とSUVのクロスオーバーであり、そのキャラクターは異なっています。

RVR 全長4295ミリ、全幅1770ミリのサイズは扱いやすいし、プロポーションもOKです

 でも、「8年ぶりの復活」ということもあって、上記のようなキャラクターの違いと、RVRのネーミングの馴染みに違和感はありません。新型RVRのルックスはいい仕上がりです。僕の目にはとてもカッコよく見えます。

 「ジェットファイターグリル」と名付けられたこのグリルはインパクトがあります。三菱車のデザイン上の大きな特徴です。

RVR

 ヘッドライトやフォグライト、アルミホイールなどのデザインもよくまとまっています。ダイナミックですが嫌味はありません。

RVR

 コンパクトながら、かなり押し出し感が強く、スポーティな印象の強い姿です。これといった特徴はありませんが、後ろ姿もよくまとまっています。

RVR
RVR

 コンパクトなSUVですが、存在感も十分あります。キャビンも十分広いし、もちろん多用途性も十分です。

 エンジンは1.8リットル4気筒で、CVTと組み合わされます。むろん、必要にして十分な動力性能は持っていますが、できれば、もう少しトルクに余裕のある、2リットルくらいのエンジンがほしい、というのが僕の率直な印象です。

 1.8リットルにした主な理由は、たぶん優遇税制対策だと思います。ですから、いずれ2リットルエンジンが積まれることも十分考えられます。

 後席はアップライトに座りますが、大人4人が楽に長距離をこなせる空間があります。大型のガラスサンルーフは気持ちのいいものですが、後席のヘッドクリアランスはややタイトになります。

RVRRVR

 インテリアの質感は価格的に見ればうなずけもしますが、「もう少し引き上げてほしい」というのが正直な印象です。

RVR

 乗り心地もいいし、フットワークも粗さのない、しっかりしたものです。しかし、何よりも、カッコいいルックスと使いやすいサイズ感が新型RVRのいちばんの魅力のポイントだと思います。

(文&撮影:岡崎宏司)

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