こんなところに住んでみたいなあ……都市と間取り

» 2010年07月01日 17時06分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]
理想の間取り(出典:国土交通省)

 あなたにとって理想の間取りはどんなものですか? 20代以上の男女に、4人世帯(夫婦、子ども2人)で150平方メートル(約90畳)の住まいを自由にコーディネートしてもらったところ、リビング15畳、子ども部屋12畳、主寝室と来客用の部屋が8畳、キッチン、ダイニング、仕事部屋が6畳、書斎4畳、風呂、洗面所、ロフトが3畳、トイレが2畳であることが、国土交通省の調査で分かった。一方で「ワンフロア化して部屋ごとの仕切りをなくしたい」という人も1割存在しており、「国民の居住ニーズの多様化を背景に、今後は世帯構成の変化に応じた柔軟な間取り変更を可能とする『仕切りのない住まい』へのニーズが高まる可能性がある」(国土交通省)としている。

 また理想の地域に自由に住める権利を手に入れたとしたら、日本と海外どちらに住みたいですか、と聞いたところ「日本に住みたい」と答えた人は75%。そのうち理想の居住地域を尋ねると「東京都」と答えた人が最も多く、次いで「沖縄県」「神奈川県」「北海道」「静岡県」と続いた。トップ10入りした都道府県を見てみると、生活利便性の高い大都市での居住を好む人が多いようだ。一方、海外では「米国(ハワイ)」と答えた人がトップ。このほか「米国(本土)」、「オーストラリア」「ニュージーランド」「カナダ」「フランス」と続いた。

(出典:国土交通省)

なければ困る施設

 理想の住まいになければ困る施設は何だろうか。この質問に対し「スーパー」(62.6%)と答えた人が最も多く、以下「医療・福祉施設」(60.6%)、「銀行・郵便局」(52.7%)、「公共交通機関」(47.3%)という結果に。地域別に見てみると、大都市圏では「公園・緑地」を、地方圏では「公共交通機関」や「銀行・郵便局」を必要とする傾向がうかがえた。

(出典:国土交通省)

 インターネットによる調査で、20代以上の男女994人が回答した。調査期間は1月26日から2月9日まで。

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