調査リポート
» 2010年06月30日 16時22分 UPDATE

今年の新入社員は真面目!? デートより残業を選ぶ割合が過去最高に

厳しい就職戦線をくぐり抜けてきた2010年度の新入社員。仕事への意識が高くなっているためか、デートと残業の選択を迫られた場合、残業を選ぶ割合が過去最高になっているようだ。日本生産性本部と日本経済青年協議会調べ。

[堀内彰宏,Business Media 誠]

 新入社員も4月に入社してからそろそろ3カ月。現場で活躍して、ある程度の成果を出している人もいるだろう。2010年度の新入社員は、仕事に対してどのような考えを持っているのだろうか。

 日本生産性本部と日本経済青年協議会の調査によると、「第一志望の会社に入れた」新入社員は55.2%。2009年調査の62.3%から7.1ポイント減少しており、「2010年度入社組の就職活動が厳しかったことがうかがえる」(日本生産性本部、日本経済青年協議会)。

 「会社を選ぶ時、どういう要因を最も重視しましたか?」と聞くと、トップは「自分の能力、個性が生かせるから」で34.8%。以下、「仕事が面白いから」が24.8%、「技術が覚えられるから」が9.0%、「会社の将来を考えて」が8.3%、「経営者に魅力を感じたから」が6.2%で続いた。経年変化を見ると、1971年には27%でトップだった「会社の将来性」が4位にランクダウンしている。

ah_sin1.jpg 会社を選ぶ時、どういう要因を最も重視しましたか? (出典:日本生産性本部、日本経済青年協議会)

 仕事についてどのように考えているのだろうか。就労意識についての13の質問文を挙げて「そう思う」から「そう思わない」まで4段階で尋ねたところ、「そう思う(ややそう思う、を含む)」の割合が高かったのは、「社会や人から感謝される仕事がしたい」(96.5%)、「仕事を通じて人間関係を広げていきたい」(95.8%)、「どこでも通用する専門技能を身に付けたい」(93.4%)だった。

 一方、「そう思う」の割合が低かったのは、「職場の同僚、上司、部下などとは勤務時間以外は付き合いたくない」(17.8%)、「いずれ会社が倒産したり破たんしたりするのではないかと不安だ」(26.4%)、「仕事はお金を稼ぐための手段であって、面白いものではない」(28.7%)。ポジティブな項目は「そう思う」の割合が高い傾向があった。

ah_sin2.jpg 就労意識(出典:日本生産性本部、日本経済青年協議会)

デートより残業

 プライベートと仕事の関係についてはどうなのだろうか。「デートの約束があった時、残業を命じられたらどうしますか?」と尋ねると、「デートをやめて仕事をする」が85.3%と、「断ってデートをする」の14.2%を大きく上回り、過去最高の割合となった。男女別に見ると、「デートをやめて仕事をする」の割合は男性(81.9%)より女性(88.8%)の方が高かった。

 アンケートによる調査で、対象は2010年度新社会人研修村(オリンピック記念青少年総合センター)に参加した企業の新入社員2663人(男性50.3%、女性49.6%)。調査期間は3月3日から4月30日。

ah_sin3.jpg デートの約束があった時、残業を命じられたらどうしますか? (出典:日本生産性本部、日本経済青年協議会)

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