食べられる植物も人気、ガーデニングをする理由

» 2010年06月30日 13時04分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 ガーデニングがブームとなって久しい。都会では植物を育てる場所の確保に悩みがちだが、集合住宅に住む人はどのようにガーデニングをしているのだろうか。

 住宅・不動産情報ポータルサイト「HOME'S」の調査によると、集合住宅(賃貸・分譲)のベランダでガーデニングをしている20〜30代女性に「自宅で現在育てている、または育てたことのある植物は何ですか?」と尋ねたところ、トップは「花を楽しむ植物」で70.5%。以下、「葉を楽しむ植物・観葉植物」が65.2%、「収穫できる野菜」が61.2%、「ハーブ」が52.9%、「多肉植物」が21.8%、「常緑樹・落葉樹」が16.8%、「果樹」が14.1%で続いた。鑑賞するための植物だけでなく、実際に食べられる植物の人気も高いようだ。

自宅で現在育てている、または育てたことのある植物は何ですか? (出典:HOME'S)

 「自宅でガーデニングを始めてから、何か生活に変化はありましたか?」と聞くと、最も多かったのは「季節ごとの良さを感じられるようになった」で29.0%。「収穫した野菜・果物を使い料理をする機会が増えた」が28.5%、「無農薬野菜や有機野菜への興味・関心が高まった」が16.5%、「家族と一緒に過ごす時間や会話が増えた」が11.4%、「ストレスが減り、穏やかに過ごせるようになった」が11.4%、「野菜・果物の収穫により節約することができた」が10.4%で続いた。一方、「特に変化はない」という人も29.3%いた。

 個別の声では、「カーテンを多めに開けるようになった」(26歳/東京都/学生)、「園芸好きな大家さんと仲良くなった」(38歳/東京都/技術系会社員)、「子どもがトマトを食べるようになった」(35歳/千葉県/専業主婦)などがあった。

自宅でガーデニングを始めてから、何か生活に変化はありましたか? (出典:HOME'S)

 「自宅のガーデニングで今後やりたいことはありますか?」と尋ねると、最も多かったのは「育てた野菜・ハーブを使った調理」で48.1%。以下、「種や苗の植え付け」が32.7%、「害虫・病気予防」が29.8%、「土作り」が23.9%、「コンテナ・プランターのアレンジ」が21.5%、「剪定・株分け・芽かき」が20.2%、「ガーデニングスペースのデザイン」が20.2%で続いた。やはり、食べることに興味がある人が多いようだ。

 インターネットによる調査で、対象は集合住宅(賃貸・分譲)のベランダ(ベランダ、バルコニー、窓辺) で、ガーデニングをしている20〜30代の女性376人(賃貸186人、分譲190人)。調査期間は6月9日と10日。

自宅のガーデニングで今後やりたいことはありますか? (出典:HOME'S)

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