小さな驚きを込めたギフトに、水引テーブルウェア(1/2 ページ)

» 2010年06月25日 08時00分 公開
[本間美紀,エキサイトイズム]
エキサイトイズム

エキサイトイズムとは?

「高い美意識と審美眼を持ち、本物を知った30代男性」に向けたライフスタイルのクオリティアップを提案する、インターネットメディアです。アート、デザイン、インテリアといった知的男性の好奇心、美意識に訴えるテーマを中心に情報発信しています。2002年11月スタート。

※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。


 のし袋や贈り物に掛けられる水引。美しいひもを巧みに結び、鶴亀や松竹梅、花、紋様などを表現する日本の文化だ。紅白や金銀など、表面に紙や絹を巻いた紙縒りヒモは、多様な色がそろう。そんな水引を活用したデザインプロダクトが「OEY(オー・イー・ワイ)」だ。

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 企画デザインしたのはデザインヤード。デザイナーであり、デザインコンサルタントも務める横溝賢氏と村井麻里子氏によるユニットだ。横溝氏は長くミラノでデザイン会社を開設し、ドムスアカデミーの外部研究員も務めていた。2008年に帰国、それまで気づかなかった実家の家業に目をむけたという。のし袋の製造業で、水引という素材に注目した。

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 水引は慶事に使われることから、「おめでたいイメージ」を伝えるものをつくろうと考えた2人。いきついたのは祝いの食卓で使われるテーブルウェアだった。とはいえ「和」を意識したものではなく、海外のテーブルコーディネイトにも使えるアイテムを選んだ。

 縁起がいいといわれる奇数「5」本の水引を、くるりと輪にしたナプキンリング。色の組み合わせがモダンで、伝統的な結びから着想を得ながら、「和」により過ぎた感じがない。細い線からは、ふんわりとした浮遊感が感じられる。

エキサイトイズム 「Wa」2400円(2個セット)

 日本ではまだなじみがないが、海外の祝宴の席ではナプキンをきちんとセットするのが常識。そんな習慣に注目して、海外の祝いの席の場でも使ってもらえるものを、というアイデアだ。もちろん日本でもお正月、婚礼などの席で特別な時間を演出しそう。

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