ポルシェ史上、最速最強の公道スポーツカー「911 GT2 RS」

» 2010年06月18日 17時42分 公開
[東ミチヨ,エキサイトイズム]
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※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。


 未来の最高峰、ポルシェ911 GT2 RS。911シリーズのなかでも究極のスピードとパワーを持つといわれる最新モデルの動画が公開された。ワールドプレミアデビューは、2010年8月25日開催のモスクワモーターショーとなる予定だが、それに先がけ最強スポーツカーの実力が、公式サイトで少しずつ明らかにされている。

 7分18秒。ドイツ、ニュルブルクリンクでの驚異のラップタイムが発表された。ポルシェによれば、これはポルシェ史上最速、最強の公道を走るスポーツカーであるという。動力性能は時速100キロまでの加速が3.5秒、最高時速330キロを誇る。3.6リットル水平対向6気筒ツインターボエンジンの新型は、従来の911 GT2に比べ、車両重量は70キロ軽量化、出力は90馬力アップし、パワーウェイトレシオは2.21kg/psとなっている。まさに超ハイパフォーマンススポーツカーの実現となったが、一方で環境の配慮も忘れていない。CO2排出量は911 GT2に比べ5%削減、燃料消費率は11.9リットル/100キロ(=23.7mpg imp)であるという。

 新しい911 GT2 RSは、構造にも明らかに違いがある。フロントフードには、マットブラック仕上げの強化カーボンファイバーを採用、フロントリップスポイラーやリアリップスポイラーにも強化カーボンファイバーを使っている。リアスポイラーは10ミリ高く設計され、エアロダイナミズムを強調するデザインになっているという。インテリアにおいても、表面仕上げを施した強化カーボンファイバー樹脂による軽量バケットシートを取り入れるなど随所に軽量化が図られている。

 インテリアのベースカラーは黒、シートやルーフライニングとのコントラストが美しく映えるよう計算されている。ギアシフトやブレーキレバーには赤いアルカンタラが使われている。欧州での発売は2010年9月、米国は10月、500台限定で、ドイツでの価格は23万7578ユーロが予定されている。

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