東京の女性はキレイ好き!? 世界の洗濯事情

» 2010年06月16日 12時00分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 地域によって違う風俗や文化。代表的な家事である洗濯の事情は、どのように異なっているのだろうか。

 ライオンの調査によると、東京、ベルリン、ソウル在住で30〜49歳の子どもがいる既婚女性に「1週間のうち、何日間洗濯をしますか?」と尋ねたところ、「毎日」と回答した割合は東京が63%、ベルリンが21%、ソウルが15%と東京が圧倒的に高かった。平均で見ても、東京は6.1日と、ベルリンの4.4日やソウルの3.5日より高かった。

1週間のうち、何日間洗濯をしますか? (出典:ライオン)

 「5月の時期にTシャツを洗う基準」を聞くと、東京では「1度着たら」が89%と圧倒的なのに対して、ベルリンでは68%、ソウルでは45%と低かった。ソウルでは「ニオイが気になったら」が13%、「汚れてきたら」が6%いるなど、Tシャツを着た回数より実際に汚れているかどうかで洗濯するかどうかを決めている人が東京やベルリンより多いようだ。

5月の時期にTシャツを洗う基準(出典:ライオン)

 「洗濯物の中で最も気になる汚れは何ですか?」と尋ねると、それぞれの都市のトップは東京が「ニオイ」(34%)、ベルリンが「食べこぼしなどのシミ」(24%)、ソウルが「エリ・ソデの皮脂汚れ」(37%)と分かれた。ライオンでは「ソウルでは着衣を『数回着てから洗う』ため、洗濯物に付着する皮脂量が多く、汚れとして気になるのだと思われる。一方、東京では着衣を『着たら洗う』ことが一般的なため、皮脂やシミなどの目に見える汚れがあまり付着しておらず、目に見えない『ニオイ』汚れが気になるようだ」と分析している。

 インターネットによる調査で、対象は東京、ベルリン、ソウル在住の30〜49歳の子どもがいる既婚女性303人(東京103人、ベルリン100人、ソウル100人)。調査期間は5月10日と11日。

洗濯物の中で最も気になる汚れは何ですか? (出典:ライオン)

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