子どもの担任と家庭訪問で話をしたいですか?

» 2010年06月14日 16時44分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 近年、教師の家庭訪問を廃止したり、玄関先での立ち話のみとする学校も増えている。家庭訪問について、どのように考えている人が多いのだろうか。

 アイシェアの調査によると、「もしもあなたに小学生の子どもがいるとして、子どもの担任教師と家庭訪問で話をしたいと思いますか?」と尋ねたところ、「話をしたい(ぜひ話をしたい+できれば話をしたい)」は71.9%。男女別に見ると、「話をしたい」という割合は女性(65.7%)より男性(76.6%)の方が高いようだ。

 「話したくない」という人に理由を聞くと、「学校での面談で十分」「家に迎える準備が大変」という声が多く挙がった。一方、「学校面談で話をしたい(ぜひ話をしたい+できれば話をしたい)」人の割合は87.4%と、「家庭訪問で話をしたい」人の割合より15.5ポイント高く、アイシェアでは「教師が家に訪れることに抵抗がある人でも、親として教師との対話の必要性を感じている人は少なくない様子がうかがえる」とコメントしている。

もしもあなたに小学生の子どもがいるとして、子どもの担任教師と家庭訪問で話をしたいと思いますか? (出典:アイシェア)

 家庭訪問ではどんなことを聞きたいのだろうか。家庭訪問で子どもの担任教師と話したいという人に「どのようなことを知りたいと思いますか?」と尋ねると、最も多かったのは「子どもの学校生活の様子」で85.2%。以下、「学級全体の雰囲気」が60.8%、「担任教師の人柄」が59.3%、「子どもの学習態度や成績」が53.7%、「担任教師の教育・指導方針」が51.6%で続いた。

 男女別に見ると、「学級全体の雰囲気」の割合は男性(58.6%)より女性(64.2%)の方が高く、「担任教師の教育・指導方針」の割合は女性(47.8%)より男性(54.2%)の方が高かった。

 インターネットによる調査で、対象は20〜40代の男女469人(男性56.5%、女性43.5%)。調査期間は5月25日から28日。

(家庭訪問で子どもの担任教師と話したいという人に)どのようなことを知りたいと思いますか? (出典:アイシェア)

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