日産、EV「リーフ」に車両接近通報装置を搭載――今秋発売の「フーガハイブリッド」にも

» 2010年06月14日 13時30分 公開
[栗田昌宜,Business Media 誠]

 日産自動車は6月11日、12月から販売開始する電気自動車(EV)「LEAF(リーフ)」に車両接近通報装置を搭載すると発表した。

 「走行音が静かなEVや電力走行時のハイブリッド自動車(HEV)は、接近が歩行者に気付かれにくい」との指摘を受け、国土交通省は車両接近通報装置の搭載を推奨する「ハイブリッド車等の静音性に関する対策のガイドライン」を1月に発表している。

 リーフへの搭載はこれを受けたもので、車速や前進/後退に合わせた音をシンセサイザーで作り、モータールーム内に設置したスピーカーから音を出すことにより、車外の歩行者には認識しやすく、かつ、車内では聞こえにくくした。車両音を出すのは時速30キロまでの発進加速時と時速25キロ以下の減速時、および車両の後退時で、車速が30キロ以上になると車両音は停止する。スイッチ操作により、車両音の発生を停止することもできる。

 なお同社は、今秋に発売する「フーガハイブリッド」にも車両接近通報装置を搭載する予定だ。

リーフ(出典:日産自動車)

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