そして長年マジスでデザインしている、ステファノ・ジョバンノーニからは「バニティチェア」の新バージョン。まるでキャンディみたいなきれいな椅子。ベネツィアのムラノガラスの透明感から着想したという。
ユーモアデザインの大家らしい、人間味あふれる曲線は、無駄なものがないのに目を奪われてしまう。
そしてハイメ・アジョン。ワイヤーでの屋外椅子を作ろうというアイデアが、まるで可愛らしいバスケットに座るような、チャーミングな椅子として花開いた。ワイヤーの編み込みのパターンが、チェアにふくらんだような視覚効果をもたらす。
同じワイヤーものであれば、このジェッツィ・セイモアの新作も、ユニークだ。一筆書きのような曲線で、人間の体をふんわりと受け止めてしまう。
かつては「樹脂の家具」という印象があったマジス。数年前からはマテリアルミックスをテーマに、さまざまな素材と技術に挑戦している。その成果が確実に形になっている印象だ。これらの新作の一部は早くも日本のショールームにも続々と到着している。
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