飼い主の“愛”が伝わる猫砂選び郷好文の“うふふ”マーケティング(1/3 ページ)

» 2010年06月10日 08時00分 公開
[郷好文,Business Media 誠]

著者プロフィール:郷 好文

マーケティング・リサーチ、新規事業の開発、海外駐在を経て、1999年〜2008年までコンサルティングファームにてマネジメント・コンサルタントとして、事業戦略・マーケティング戦略など多数のプロジェクトに参画。2009年9月、株式会社ことばを設立。12月、異能のコンサルティング集団アンサー・コンサルティングLLPの設立とともに参画。コンサルタント・エッセイストの仕事に加えて、クリエイター支援・創作品販売の「utte(うって)」事業、ギャラリー&スペース「アートマルシェ神田」の運営に携わる。著書に『顧客視点の成長シナリオ』(ファーストプレス)など、印刷業界誌『プリバリ[印]』で「マーケティング価値校」を連載中。中小企業診断士。ブログ「cotoba」。Twitterアカウントは@Yoshifumi_Go


 愛猫家のみなさん、こんにちは。毎日の猫のお世話、ご苦労さま。みなさん、猫ちゃんにこんな声かけをしていませんか?

 「ほらほら、ここでしてね。良い子、良い子」

 「今日から砂を変えてみたんだけど、気持ちいい?」

 「ヒトサマのトイレでもできるわよ。ポトンと落ちないでね」

 ポトンと落ちるのはウンチ。ぴゅっと浸透するのはオシッコ。全国1002万1000頭(2009年ペットフード工業会推定)の飼い猫たちのおよそ9割が室内猫。彼ら彼女らは、室内トイレで用を足している。1000万頭のうちの3匹を所有する相棒cherryさんは、猫砂のヘビーユーザーである。毎日仕事に出かける前に、猫たちのトイレを整備し、声をかけてから出かける。たくさんある猫砂、どんなものを選んでいますか?

 「スーパーキャットの『おからサンドプレミアム』かな。これイチオシです」

 「おから?」「プレミアム?」とは思ったものの、数々の猫砂を使い倒してきた彼女が一押しする商品。さぞかし使い勝手がいいのだろう。

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