週末の手仕舞い売りに押されながらも底堅い堅調な展開か
エネルギー・環境分野に経営資源を集中、石炭ガス化複合発電(IGCC)のほか、リチウムイオン電池、洋上での風力発電など8分野を重点プロジェクトに指定し、海外企業との提携を軸にグローバル展開を加速する。この度も中国でIGCCの火力発電設備を事業化する。
米カリフォルニア大学と共同で、太陽電池と2次電池を組み合わせた次世代の電力供給技術の実証実験を始める。晴天時は太陽電池、曇りや雨天時は2次電池から電気を送り、電力供給を安定させる仕組み。
リチウムイオン電池材料の生産を拡大する。日米欧で電気自動車やハイブリッド車用電池の需要が急速に伸びていることに対応。2013年3月期に電池材料の生産量を2010年3月期に比べて3倍以上に引き上げる。
米カリフォルニア州の部品工場で太陽電池モジュールの生産を始めた。基幹部品であるセル(発電素子)を日本から輸入し、組み立てる。需要が拡大する米国での事業を拡大し、バイアメリカン(米国製品優先購入)条項に対応する。
カザフスタンの国営企業とレアメタル(希少金属)を手掛ける合弁会社を設立する。超伝導機用のニオブ材や核融合炉用のベリリウム材などを販売するほか、それらのレアメタル材を応用した新製品開発などを手掛ける。
液晶テレビ向けのフィルム事業を強化する。フィルム原料の生産能力を2倍近くに引き上げるほか、原料からフィルムへの加工事業にも進出。拡大する液晶関連需要を取り込む。
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
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