「iPadブランドマガジンは、素材やデザイン、ソフトウエアやサーバなどを組み合わせ、プレスリリースまで一貫させた“トータルプロデュースサービス”です」
ビルコムの協和発酵キリン担当、早川くららプロジェクトマネジャーはそう言う。約6カ月のサービス期間中(費用は950万円から)、何度も改訂・追加して“成長”させる。“マガジン”という概念も変わるだろう。
iPadに触れた業界人には、戸惑いと期待が交錯している。「ついていけるかどうか?」と。ビルコムを始めとする“次世代デジタル・エージェンシー”は、紙媒体の編集者や写真家、ライターたちにも、再び脚光を浴びる機会を作る。もちろん、「iPad上でクリエイティブを発揮できれば」の話だが。
iPadは消費者も挑発する。例えば、iPad版“推理小説”はこうなる。通常の推理小説では第三者視点の物語がつづられるが、iPad版では下にスクロールすると登場人物の独白や、話の筋に一見関係ない刑事の日常生活が描かれる。しかも、その内容がダウンロードするたびに変わるとしたらどうだろう? 読者の真犯人探しの楽しさは増さないか? 読書体験も激変するだろう。それについていけますか?
iPadに揺らされた10日間。きっかけはビルコムの美人マネージャー山崎佐知香さん、取材の過程では美人プロジェクトマネジャー早川くららさんという、2人の美人たちに心を揺らされたが、最もドキドキしたのはiPadが持つ可能性。彼女たちのおかげで“iPad後の世界”を見る目が持てたかもしれない。
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