信用収縮からの手仕舞い売りが嵩んで大幅下落清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年06月02日 08時51分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

内需銘柄に底堅さが見られるのかどうか

郵 船(9101) 326 ▼1 、 伊藤忠(8001) 744 ▼11

 オランダ企業と組み、海上での原油生産に参入する。ブラジル沖油田の洋上設備を建設し、2013年から20年間提供し、運営も請け負う。日本郵船は海上輸送で競争が激化するなか、洋上原油生産のノウハウを蓄積し、資源開発分野を新たな収益源に育てる。

神戸鋼(5406) 191 ±0

 鉄鋼の主原料である鉄鉱石の自主権益比率を5〜10年までに今の2倍強の20%に高める。海外で売却される鉱山の権益を購入するだけでなく、更地から開発する探鉱も検討する。

安川電(6506) 709 ▼9

 インド南部にインバーターの新工場を建設する。同社がインドに拠点を設けるのは初めてだが、モーターの出力を制御するインバーターはインドでも需要が増えており、現地生産で需要増に対応する。加えてアフリカや中東への輸出拠点としても活用する。

昭和シェル(5002) 647 ▼7

 家庭や工場の遠隔監視を柱とするセキュリティー関連事業を強化する。インターネット経由でモニターによる監視や警告発信が出来る機能を拡充し、液化石油ガス(LPG)販売会社などを通じて営業をする。新たな販売会社の収益源に位置付け、2014年には納入先を現状の10倍に引き上げる。

星和電(6748) 345

 照明用発光ダイオード(LED)事業に参入する。従来は信号用などを中心に生産していたが、需要が拡大している家庭用照明器具向けを増やす。

アルパイン(6816) 1108 △6

 中国でカーナビゲーションシステムなど車載機器を増産する。欧米の自動車市場が伸び悩むなか、成長が著しい中国での売上を引き上げ、収益拡大につなげる。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  2950万株

買い  950万株

(金額ベースも売り越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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