内需銘柄に底堅さが見られるのかどうか
オランダ企業と組み、海上での原油生産に参入する。ブラジル沖油田の洋上設備を建設し、2013年から20年間提供し、運営も請け負う。日本郵船は海上輸送で競争が激化するなか、洋上原油生産のノウハウを蓄積し、資源開発分野を新たな収益源に育てる。
鉄鋼の主原料である鉄鉱石の自主権益比率を5〜10年までに今の2倍強の20%に高める。海外で売却される鉱山の権益を購入するだけでなく、更地から開発する探鉱も検討する。
インド南部にインバーターの新工場を建設する。同社がインドに拠点を設けるのは初めてだが、モーターの出力を制御するインバーターはインドでも需要が増えており、現地生産で需要増に対応する。加えてアフリカや中東への輸出拠点としても活用する。
家庭や工場の遠隔監視を柱とするセキュリティー関連事業を強化する。インターネット経由でモニターによる監視や警告発信が出来る機能を拡充し、液化石油ガス(LPG)販売会社などを通じて営業をする。新たな販売会社の収益源に位置付け、2014年には納入先を現状の10倍に引き上げる。
照明用発光ダイオード(LED)事業に参入する。従来は信号用などを中心に生産していたが、需要が拡大している家庭用照明器具向けを増やす。
中国でカーナビゲーションシステムなど車載機器を増産する。欧米の自動車市場が伸び悩むなか、成長が著しい中国での売上を引き上げ、収益拡大につなげる。
売り 2950万株
買い 950万株
(金額ベースも売り越し)
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
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