売られ過ぎ銘柄の買い直しで底堅さは見られるか
通信機能を備えたスマートメーター(次世代電力計)の実証実験を2011年4月から実施する。導入する新型メーターは関西電力(9503)などと協力して開発した。1年間の実証実験を通じて費用対効果を見極めた植えて、実用化に踏み切るか判断する。
2015年度に水インフラ関連事業の売り上げを2009年度実績比7割増に高める中期計画を発表した。2009年度に8%程度の海外売り上げ比率を35%に引き上げるのが柱。排水リサイクルなどの技術を生かし、水資源が不足する新興国で水道インフラ整備案件の獲得を目指す。また、シンガポール政府と、次世代送電網(スマートグリッド)など環境技術を活用した社会インフラ整備事業で連携することで合意した。
3社と東京大学、タカギセイコー(4242)などは共同で金属並みに加工が容易な自動車向けの炭素繊維材料を開発した。鉄と比べ強度は10倍、重さは4分の1で、短時間成型や変形、接合が可能。軽量化の有力材料としてトヨタ(7203)や日産(7201)、ホンダ(7267)と量産技術の確立を急ぐ。
傘下のNECトーキンは東北大学と共同で、電気自動車のモーターなどの電力消費効率の改善につながる新たな磁性体材料を開発した。モーターを構成する磁心(コア)材料として従来用いられている電磁鋼板に比べ、電力ロスを半分以下に抑えることができる。今年度中にサンプル出荷を始める考えだ。
カネカは高価なシリコンの使用量が少ない薄膜型太陽電池の新設備を2カ月前倒しで6月に稼動させる。補助金制度などを追い風に国内の住宅向け太陽電池の需要が伸びていることに対応する。
傘下のJFEエンジニアリングは建設廃棄物処理大手に出資する。両社の廃棄物・リサイクル事業を一体的に運用し、様々な廃棄物に対応できるようにする。両社を併せた廃棄物処理部門の年間売上高はDOWAHD(5714)に肩を並べる国内トップ級となる。
売り 1200万株
買い 730万株
(金額ベースも売り越し)
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
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