ミラノサローネ2010、新デザイナーの起用フレデリシア(1/2 ページ)

» 2010年05月31日 08時00分 公開
[本間美紀,エキサイトイズム]
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※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。


 デンマークのフレデリシアといえば、巨匠ボーエ・モーエンセンの家具で世界的に知られる家具工房だ。その後は、ナンナ・ディッツェルなどのモダンなチェアなど、北欧モダンを牽引してきたメーカーでもある。

 そのフレデリシア社が今年のミラノサローネの会場では、新デザイナー起用に意欲的な姿勢を見せた。登場したのはアルフレッド・ハベリと安積伸。そして寄寓にも2人の新作には日本語の名前がつけられている。

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 アルフレッド・ハベリ氏の新作は「AKI」。その名のとおり、日本語の秋から名づけられている。

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 通常、いすは4本の足を持つが、これは90度の角度で組み合わせた板状の3本足で構成されている。

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 「一見不安定に見えて、実はとても安定している。このひねりが僕のデザイン。また木材の使い方のセンスには多くのデンマークデザインの影響を受けていて、そのオマージュにもなっている」(アルフレッド・ハベリ氏)

 バックの中心には背骨のような板材がつらぬき、その両側をはりぐるむ。フレデリシア社の技術がなければ実現できないデザインで、布張りも革張りも可能だ。

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