駅前で配布しているクーポンから、携帯電話のメルマガに付いているクーポンまで、さまざまな種類が増えているクーポン。消費者はどんな店で利用しているのだろうか。
クロス・マーケティングの調査によると、さまざまな業種の店舗についてのクーポン利用率を調べたところ、トップは「ファストフード店」で71.8%。以下、「居酒屋」が60.2%、「レストラン」が59.1%、「ドラッグストア」が46.0%、「スーパー」が45.4%、「美容院/理髪店/ネイルサロン/マッサージ店」が40.4%で続いた。
一方、携帯電話のメールマガジンで送られてきたクーポンの利用率に絞って調べると、トップは「ファストフード店」で13.0%。以下、「レストラン」が5.2%、「居酒屋」が4.3%、「DVD/CD/本」が3.6%、「カラオケ店」が2.7%で続いた。「DVD/CD/本」は全体のクーポンの利用率では9位だったが、携帯電話のメールマガジンで送られてきたクーポンの利用率では4位と高くなっている。
ここ数年、増えてきている携帯メルマガのクーポンだが、どのように使われているのだろうか。人気の高かったファストフード店、居酒屋、レストランのクーポンについて、「いつごろに携帯電話のメールマガジンでクーポンが送られてくると、その日にその店舗を利用しようと思いますか?」と尋ねると、ファストフード店とレストランは10時をピークに午前中に集中し、居酒屋は12時と15〜19時が多くなっていた。
クロス・マーケティングでは「その日に使う店舗を『昼休みに計画したい』、または『実際に出かける前(退社前)に計画したい』という意識があるのかもしれない」と分析している。
インターネットによる調査で、対象は20〜69歳の男女2000人。調査期間は5月10日から12日。
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