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» 2010年05月26日 08時00分 UPDATE

ミラノサローネ2010、カリモクの挑戦 (1/2)

ミラノサローネ2010レポート。カリモクといえば、長く百貨店や家具専門店の花形家具メーカー。自宅のリビングや学習机がカリモクだった、という人も少なくないだろう。江戸時代から続く材木屋にルーツを持ち、世界でも屈指のメーカー。

[本間美紀,エキサイトイズム]
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※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。


 「カリモクの家具」といえば、長く百貨店や家具専門店の花形家具メーカー。自宅のリビングや学習机がカリモクだった、という人も少なくないだろう。江戸時代から続く材木屋にルーツを持ち、工場の規模とレベルは実は世界でも屈指のメーカーである。

 そんなカリモク家具は新しい方向に進み始めている。その動きの1つが今年のミラノサローネへの出展だ。

カリモク photo:太田拓実

 昨秋の東京デザイナーズウィークで発表した「KARIMOKU NEW STANDARD」。日本と海外のデザイナーの作品を取り混ぜた新しいコレクションだ。この商品群を引っさげて、ミラノ市街のギャラリー「GALLERIA SUZY SHAMMAH」で展示を行ったのだ。

 今回、どのイベントからも感じられた「エコ」が、この会場でも意識されている。カリモクでも国内の間伐材の有効利用がテーマ。空間では、同社の工場で編まれた、筒状の繊細なネットが吊りさげられた。これは立木をイメージさせるもので、木工家具は自然の木に源を発しているという当然の事実を、来場者に改めて意識させる。

 会場構成は家具のデザインも担当した柳原照弘氏が担当。3つの部屋に別れており、NEW STANDARDというブランドを3つのステップに分けて見せる。

 手前の部屋では、一番ベーシックな椅子を展示。カリモクの自社デザインチームによる「REN」は、日本古来の格子を思わせるフレームが繊細。

カリモク

 「TORII」(上写真)はその名のとおり、日本の伝統的な鳥居のフォルムを取り入れながら、背もたれ、スローケットやバックを掛けられたり、とさまざまな機能を満たす。

カリモク 「TORII」KARIMOKU DESIGN TEAM

 「HOMERUN」はアメリカのヴィンテージアニメから着想を得たというからユニークだ。

カリモク 「HOMERUN」 SYLVAIN WILLENZ

 目を引いたのが、サイドテーブル「COLOUR WOOD」。ただ塗装するのではなく、木材の表面に印刷するという技術を使い、デザイナーが考えたグラフィカルなパターンを表現している。

カリモク 「COLOUR WOOD」 SCHOLTEN & BAIJINGS

 グラフィックと色と透けて見える木目の3つのテクスチャーが響きあう。オランダのユニット「SCHOLTEN & BAIJINGS」がデザイン。

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