一足先に手に入る、プジョー初のコンパクトスポーツクーペ「RCZ」

» 2010年05月21日 18時23分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]

 プジョー・シトロエン・ジャポンは、同社初のコンパクトスポーツクーペ「RCZ」の先行予約受付を専用サイトで5月21日から開始した。期間は6月3日までで、一般発売は7月下旬を予定している。

RCZ RCZ(出典:プジョー・シトロエン・ジャポン)

 RCZは、2007年のフランクフルトショーに出品されたコンセプトカー「308RCZ」を市販車化したもの。初めてモデル名にプジョー伝統の3けた数字を用いない。また、デザインが一新された「ライオンのロゴ」を付けた初モデルとなる。

 ルーフに2つの“こぶ”のようなふくらみを持つ「ダブル バブルルーフ」や、AピラーからCピラーまでを貫くアルミ製パネル「アルミナム・アーチ」などが特徴的。ダブル バブルルーフは、ドライバー側と助手席側の頭の部分だけを盛り上げた形状で「空力特性を高め、全高を極限まで抑えた」という。

 リアのトランクリッド上には、プジョー初採用となる「アクティブ リアスポイラー」を標準装備。速度に応じてリアスポイラーの角度が2段階に変化するだけでなく、専用スイッチの操作でスポイラーポジションを調整できる。

RCZ RCZ(出典:プジョー・シトロエン・ジャポン)

 エンジンは、右ハンドル車と左ハンドル車で異なるスペックを持つ。6速オートマチックの右ハンドル車は、最高出力115キロワット(156馬力)/6000rpmの「EP6CDT」エンジンを採用。6速マニュアルの左ハンドル車は、147キロワット(200馬力)/5000rpmの新型エンジン「EP6CDTX」を投入。両エンジンともに、1.6リットル直噴ツインスクロールターボ付きDOHC16バルブエンジンだ。

 RCZのサスペンションは、フロントがマクファーソンストラット、リアがトーションビームという構成。フロントブレーキには、302×25ミリ(直径×厚さ)の大型ベンチレーテッド・ディスクを採用(左ハンドル車は340×30ミリ)した。タイヤサイズは、右ハンドル車が235/45R18、左ハンドル車が235/40R19と扁平率が小さいものを装着する。

 ボディカラーは、ペルラネラブラック、パールホワイト、トゥアナケブルー、マーキュリーグレー、ハリアグレー(メタリック)、トルマリンレドの6色。ボディサイズは、4287×1854×1259ミリ(全長×全幅×全高)で、車両重量は1366キロ。乗車定員は4人(2+2)だ。価格は、右ハンドル車が399万円、左ハンドル車が423万円。

RCZ RCZのインテリア。シートカラーは「グレージュレザー」(写真は欧州仕様車/出典:プジョー・シトロエン・ジャポン)

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