金融規制強化を懸念、世界景気への波及を嫌気して売られる清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年05月21日 08時31分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

ディフェンシブ銘柄に底堅さが見られるか

ソニー(6758) 2866 ▼45

 米グーグルと新しい映像・情報端末の開発・サービスで提携する。まず、今秋にパソコン並みの機能を内蔵した新型テレビを発売、携帯電話や電子書籍端末なども共同開発するほか、複数の機器を結んでゲームや映像を配信するサービスでも連携する。

NTN(6472) 386 ▼11

 中国で大型軸受けの生産を始める。大型軸受けは風力発電機や鉄道車両などに使われ、中国での社会インフラ整備に伴い需要が増大している。同社は他社に先駆けて現地で量産に乗り出す。

日本CMK(6958) 555 ▼13

 高付加価値プリント基板の生産能力を国内工場で約3割増やす。スマートフォン(高機能型携帯電話)など小型で多機能な携帯端末の需要が拡大していることに対応する。価格競争が激化するなか、高付加価値製品に集中投資することで収益力を強化する。

シチズンHD(7762) 550 ▼13

 傘下のシチズンマシナリーは国内工場でNC(数値制御)旋盤を現在の約2倍に増産する。中国市場を中心に自動車部品や電子部品の加工向けに需要が増えていることに対応する。

三井不(8801) 1454 ▼60

 中国で住宅開発を始める。現地企業と共同でマンションや戸建てを開発する。中国の住宅需要は底堅いと判断し、現地でのノウハウを獲得して海外事業を将来の収益源に育成する。

ローソン(2651) 4005 ▼85

 主婦層向けの新たなプライベートブランド(PB=自主企画)商品を7月に投入する。価格は同社が扱っているナショナルブランド(NB)商品より2割程度安く設定する。スーパーが価格で優位に立っていた分野を開拓し、家庭の主婦層を取り込む。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1440万株

買い  1020万株

(金額ベースも売り越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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