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» 2010年05月21日 08時00分 UPDATE

長尾社長に“働く”について聞いてきた:会社に行くのが嫌になった……どうすればいいでしょうか?

読者からのさまざまな悩みについて答えてもらう、シリーズ「“働く”について聞いてきた」。佐川フィナンシャルの長尾秀樹社長は、“働く”についてどのような考えを持っているのだろうか。

[土肥義則,Business Media 誠]

 企業のトップに、読者からのさまざまな悩みについて答えてもらうシリーズ「“働く”について聞いてきた」。「仕事は嫌いではないが、会社に行くのは嫌だなあ」と思っている人に対し、佐川フィナンシャルの長尾秀樹社長はどのように答えたのだろうか。

男性30歳Mさん、サービス業

仕事のモチベーションのことで悩んでいます。別にいまの仕事が、「嫌い」というわけではありません。ただ日曜日の夜になると、ものすごく気分が沈みがちになります。そして月曜日の朝は「会社に行くのが嫌だなあ。面倒」といった気分になります。こういったとき、どのようにして自分の気持ちを高めていけばいいのでしょうか? なにかいい方法があれば教えてください。


会社に行く楽しみを作る方法

yd_sagawa2.jpg 長尾秀樹社長

 Mさんのように感じ悩まれている方は少なくないと思いますが、まず原因は何なのかを自分なりに納得することが必要でしょう。仕事のモチベーションのことで悩んでいるようですが、それは職場でのストレスでしょうか? それとも単純に日曜日に遊びすぎた肉体的疲労からでしょうか?

 厚生労働省が実施した調査(2007年)によると、職場におけるストレスなどの原因の1位は「職場の人間関係」、2位は「仕事の質の問題」でした。「仕事の質に対してストレス(不満)を抱えている人」は、仕事に「やりがい」や「個人のスキルアップ」に満足できていないことが考えられるでしょう。

 Mさんは今、会社に「行かねばならない」、仕事を「やらねばならない」という気持ちでこなしているのではないでしょうか。個人としてその環境に対応していくには「働き方」を変えていく必要があると思いますが、仕事に「やりがい」を見つけることは1人ではなかなか難しいと思いますし、簡単に身につくものではありません。まずは1人では抱え込まず、上司や先輩・同僚に相談をしてみてはどうでしょうか。Mさんのように悩まれている方がいらっしゃるかもしれません。

 また産業医や専門家に相談をすることも1つの方法です。専門的な助言を受けることによって、自分では気がつかなかった解決法が見つかることもあるでしょう。ただ、自分は「病気なんだ」と心配する必要はありません。解決法を探す1つのオプションとして割り切って考えてください。

 気分が沈みがちなときは誰にでもあります。そんなときこそ、元気良くあいさつをしてみることや、また「今日は○○さんと○○の話をしてみる」とか「デスクの上などに観葉植物を置き、育ててみる」という会社に行く楽しみを作る方法はいかがでしょうか。そのようなことから、自然と話題もできて、新しい自分の居場所を見つけることができるかもしれませんよ。

プロフィール:長尾秀樹(ながお・ひでき)

1956年9月、徳島県で生まれる。

1980年3月、東京大学法学部卒業、同年4月、日本開発銀行(現・日本政策投資銀行)入行。建設省(現・国土交通省)派遣、ドイチェバンク(当時・西ドイツ)などの派遣を経て、2001年3月に関西支店次長。2002年3月、新規事業部次長、2006年6月、新産業創造部長、2008年6月、SGホールディングス株式会社入社・経営戦略部部長、2009年6月、佐川フィナンシャル株式会社・代表取締役就任、現在に至る。


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