「雪印コーヒー」。こいつは筆者にとって原稿執筆中の相棒であると同時に、重要なカロリー取得元だ。さて、既報のとおり「雪印コーヒーZERO2(ゼロツー)」が5月18日に発売となった。500ミリリットルパックの価格はどちらも110円。
砂糖ゼロ、脂肪ゼロが売りのZERO2だが、果たしておいしいのだろうか? これこそ“コーヒー牛乳!”と納得できるような味に仕上がっているのだろうか? 筆者が気になったので飲み比べてみた。
まず、雪印コーヒー(以下、無印)とZERO2の成分の違いを見てみよう。どちらも、種類別では「乳飲料」だが、中身は大きく異なっている。
コーヒー | 原材料 |
---|---|
雪印コーヒー | 砂糖・異性化液糖、乳製品、乳タンパク質、コーヒー、ココナッツオイル、食塩、香料、カラメル色素 |
雪印コーヒーZERO2 | 乳製品、コーヒー、食塩、カラメル色素、香料、安定剤(増粘多糖類)、甘味料(アセスルファムK、スクラロース) |
無印に入っている異性化液糖とは、とうもろこしやジャガイモのでんぷんを原料としたブドウ糖や果糖を主成分とする液状糖のことらしい。一方、ZERO2は「砂糖ゼロ」をうたうとおり甘味料しか使っていない。ちなみに、アセスルファムカリウムは、砂糖の180〜200倍の甘味を有するもののカロリーゼロ。スクラロースは、砂糖の約600倍の甘味を有するという。
栄養面では、どう違うのか。200ミリリットル当たりの栄養成分では、無印のエネルギー95キロカロリーに対して、ZERO2は50キロカロリーとおよそ半分になっている。原稿執筆による消費エネルギーを雪印コーヒーで補ってきた筆者にとって、あまりよろしくない結果だ。
ZERO2の2つ目の“ゼロ”である脂肪はどうだろうか。栄養表示基準では、100ミリリットル当たり脂質0.5グラム未満であれば「脂肪ゼロ」と表示できる。ZERO2の脂質は200ミリリットル当たり0.2グラムと、基準を大きく下回ることに成功している。これはすごい(ような気がする)。
雪印コーヒー | 雪印コーヒーZERO2 | |
---|---|---|
エネルギー | 95キロカロリー | 50キロカロリー |
たんぱく質 | 2.9グラム | 4.3グラム |
脂質 | 1.7グラム | 0.2グラム |
炭水化物 | 17.1グラム | 7.8グラム |
ナトリウム | 87ミリグラム | 111ミリグラム |
カルシウム | 83ミリグラム | 150ミリグラム |
ショ糖 | 記載なし | 0グラム |
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