− | − | − |
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日経平均 | 10030.31円 | ▼156.53円 |
売買高 | 20億5150万株 | − |
日経平均先物 | 10040円 | ▼100円 |
売買代金 | 1兆5054億円 | − |
TOPIX | 898.15 | ▼12.49 |
値上がり銘柄 | 393銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 408.66 | ▼5.06 |
値下がり銘柄 | 1185銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1267.05円 | ▼5.38円 |
変わらず | 95銘柄 | − |
騰落レシオ | 76.11% | ▼5.60% |
ユーロ安は一服だが米国金融規制強化懸念、中国金融引き締め懸念も根強く大幅下落
ユーロ安は一服となった感じですが、米国市場が軟調となったことなどから売り先行となりました。それでも米国市場でも値頃感からの買いが見られたこと、また朝方発表されたGDP(国内総生産)も引き続き底堅いという印象で寄り付きの売りが一巡した後は戻りを試す動きとなりました。ただ、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が引き続き売り越しと伝えられたことから戻りも限られ、小動きとなりました。
後場も小動きの始まりとなりましたが、戻りの鈍さを嫌気するように悪材料を探すような場面も見られ、ユーロが売られたと言っては売り急ぎ、中国引き締め懸念が強まったと言っては売り直すような展開で指数は一段安となる場面もあり、一時日経平均が10000円の節目を割り込む場面もありました。それでも、日経平均が10000円割り込んだところからは売り急ぐ動きもなく、達成感もあtって底堅さを確認すると買戻しも入るといった状況で大幅安ながらも心理的な節目でもある10000円をなんとか保っての終わりとなりました。
小型銘柄も堅調となる銘柄が多く見られる場面もあったのですが、地合いの悪さから利益確定売りも早く、結局は手仕舞い売りに押されて軟調となるものが多くなりました。東証マザーズ指数は大幅安、日経ジャスダック平均は主力銘柄ほどの下げではなく軟調となりました。前場はまとまった売りよりも買いが散発的に見られたのですが、後場に入ると手仕舞い売りやヘッジ売りもあってあ、まとまった売りが散発的に見られ、指数を下押す場面もありました。
日経平均が瞬間的に10000円を割り込む場面以外は下値をむきになって売り急ぐという動きはなかったのですが、ちょっとした材料に敏感に反応して売り急ぐ場面も見られました。欧州の金融不安は一段落となったのですが、中国の引き締め懸念や米国の金融規制強化懸念に加え、新興国の景気減速懸念や北朝鮮の「地政学リスク」、タイの騒乱まで取り沙汰して売られるといった展開でした。材料があるから売るということではなく、売らなければならないから材料を探すというような雰囲気でした。景気回復、業績回復が進んでいることや新興国経済の拡大は続いており、まだまだ続く可能性もあるということを見直しても良いのではないかと思います。
2月にもみ合いとなった水準で下値を探る展開となっています。ストキャスティックスは底値圏にあるのですが、RSIは底値圏で落ち着いてはいるものの下値余地もあり、もう少し下値を探るような展開が続くのではないかと思います。
遅行線がかろうじて雲の下限で下げ止まった格好ですが、下値を探る展開であることには変わりなく、2月にもみ合いとなった水準でもみ合いながら下値を探る動きが続きそうです。ストキャスティックスは底値圏にあるのですが、RSIはまだ下値余地もあり、もうしばらく下値を探る動きが続くものと思います。
雲を割り込むような水準では底堅さも見られるのですが、雲の中での調整となっています。遅行線も日々線の下落に合わせており、RSIやストキャスティックスもまだ中途半端な位置にあり、もうしばらく、下値を試しながら調整となるのではないかと思います。雲の下限ではサポートされるものと思います。
内需銘柄の一角が堅調
円高などを嫌気して売られ大幅安となりました。昨日、欧州委員会が世界の半導体メーカー10社にEU競争法(独占禁止法)違反に対する精算金を命じたことも売り要因となったものと思われます。
堅調となりました。昨日発表した2011年3月期の経常利益見通しが前期比28%増とされ、市場予想を大きく上回ったことが好感されて買われました。
公的資金2兆円の返済を開始する方向で政府と最終調整に入ったと新聞で報じられたことが好感された買いが入り、買い気配で始まり堅調となりました。
2011年3月期以降の主力事業の増益度合いが鈍化するとして国内証券が投資判断を引き下げたことなどが嫌気されて売られ、大幅安となりました。
欧州での売り上げ比率が高く、ユーロ下落の影響が懸念されて売られ軟調となりました。産業機械部門の2010年12月期の営業損益は大幅に赤字が縮小すると新聞で報じられましたが特に材料視されずに売られてしまいました。
後場に入って一段安となり、年初来安値更新となりました。中国での増産が新聞で報じられましたが逆に中国での金融引き締め懸念やタイの工場の操業を停止したと伝えられたことで下げに拍車をかけたものと思います。
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