あなたが思う“クール・ジャパン”コンテンツは? 「ドラゴンボール」や「ジブリ作品」が上位に(1/2 ページ)

» 2010年05月18日 15時11分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]
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 アニメやマンガ、映像、ファッションなど、日本が強みとするコンテンツ産業が「クール・ジャパン」として最近、注目されるようになっている。

 東京工芸大学の調査によると、「『クール・ジャパン』として世界に紹介したい日本文化は何ですか?」と尋ねたところ、トップは「アニメーション」で56.9%。以下、「マンガ」(49.9%)、「日本食」(47.0%)、「日本らしい風景」(43.9%)、「ゲーム」(37.3%)、「伝統芸能」(34.7%)が続いた。

 年代別に見ると、10代、30代、40代のトップは「アニメーション」だったが、20代のトップは「マンガ」だった。また、10代ではほかの年代でトップ5外だった「ゲーム」が3位にランクインしていた。

「クール・ジャパン」として世界に紹介したい日本文化は何ですか? (出典:東京工芸大学)

 具体的にどんな作品が「クール・ジャパン」と言えるのだろうか。

 ジャンル別に「クール・ジャパン」だと思う作品を聞くと、テレビアニメでは「ドラゴンボールシリーズ」「ドラえもん」(ともに47.7%)、「機動戦士ガンダムシリーズ」(47.6%)が僅差で並んだ。性年代別のトップを見ると、10代男女は「ONE PIECE」、20代男性は「ドラゴンボールシリーズ」、30代・40代男性は「機動戦士ガンダムシリーズ」、20代・30代・40代女性は「ドラえもん」だった。

 マンガのトップは「ドラゴンボール」(61.5%)。性年代別のトップを見ると、10代女性が「ONE PIECE」だったほかはすべて「ドラゴンボール」だった。

「クール・ジャパン」だと思うテレビアニメ(左)、「クール・ジャパン」だと思うマンガ(右、出典:東京工芸大学)

 ゲームでは「ドラゴンクエストシリーズ」(60.8%)、「スーパーマリオブラザーズシリーズ」(59.1%)、「ファイナルファンタジーシリーズ」(53.8%)が上位に並んだ。性年代別のトップを見ると、10代男性が「ポケットモンスターシリーズ」、20代・40代女性が「スーパーマリオブラザーズシリーズ」だったほかはすべて「ドラゴンクエストシリーズ」だった。

 映画のトップは「スタジオジブリ作品」で、支持率は76.3%と断トツ。性年代にかかわらず、すべての年代で2位に倍前後の差をつけている。

「クール・ジャパン」だと思うゲーム(左)、「クール・ジャパン」だと思う映画(右、出典:東京工芸大学)

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