欧州景気悪化懸念の広がりを嫌気して大幅下落清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年05月17日 08時36分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

ディフェンシブ銘柄の底堅さに期待

東ガス(9531) 399 ▼4 、 大ガス(9532) 327 ▼2

 コージェネレーション(熱電供給)システムを軸にした分散型電源と太陽光発電システムなど再生エネルギーを組み合わせ、温暖化ガスを削減する実証実験を共同で始める。

ブリヂストン(5108) 1624 ▼16

 インドネシア工場で乗用車とトラック用タイヤを増産する。生産したタイヤのうち6割強は欧米やアジアなどに輸出、タイヤの需要が世界的に伸びていることに対応する。

NEC(6701) 280 ▼8

 がん診断事業に参入する。患部をデジタル画像化し、がんにかかっているかどうかを高精度に判定できるシステムを開発、医療検査会社を通じて提供を始めた。高齢化で市場拡大が確実視される医療分野を新たな収益源に育てる。

NTN(6472) 402 △4

 2012年にも電気自動車(EV)に搭載する次世代モーターを世界で初めて量産する。全ての車輪にモーターを組み込み直接タイヤを動かす仕組みで、複数の自動車メーカーが関心を示している。

ソニー(6758) 2950 ▼215

 有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)パネルの活用を拡大する。携帯電話の小型画面などに続き、放送業界で使うモニターを5月から販売、医療用などの販路も開拓する。将来は量産効果により、家庭用有機ELテレビの本格普及も目指す。

三谷商(8066) 625 ▼58

 風力発電に参入する。茨城県に発電機を設置し、発電した電力をすべて東京電力(9501)に売る契約を結んだ。主力の燃料の販売に次ぐ、エネルギー関連事業の柱に育てる計画。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1230万株

買い  1550万株

(金額ベースも買い越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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