速報
» 2010年04月30日 16時46分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:大幅下落の反動や米超低金利継続確認を好感して連休の谷間にも関わらず大幅高 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 11057.40円 △132.61円
売買高 22億3495万株
日経平均先物 11050円 △110円
売買代金 1兆7453億円
TOPIX 987.04 △9.40
値上がり銘柄 1144銘柄
東証マザーズ指数 504.75 △2.40
値下がり銘柄 413銘柄
日経ジャスダック平均 1347.64円 ▼2.37円
変わらず 119銘柄
騰落レシオ 119.27% △5.91%

日経平均

大幅下落の反動や米超低金利継続確認を好感して連休の谷間にも関わらず大幅高

 日本が休日の間の米国市場が大幅高となったこと、特に超低金利継続が確認されたことからリスク許容度が回復したことや欧州金融不安の緩和が好感されて買い先行となりました。休日前のヘッジ売りの買戻しが入ったことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が大幅買い越しと伝えられたことも買い要因となったものと思われますが、朝方発表された鉱工業生産指数や失業率などの経済指標の発表にはほとんど反応は無かったものと思います。休日前に売りが出切っていた面もあり、寄り付きの買いが一巡した後も上値の重さを確認しても売り急ぐ動きはなく、値持ちの良い展開で指数は小動きとなりました。

 後場も引き続き堅調な値持ちの良い展開が続きましたが、さすがに後場中頃からは徐々に上値の重さを気にするように手仕舞い売りも嵩み、上げ幅縮小となる場面もありました。業績回復を示すように上振れする決算を発表する銘柄も多く、売り急ぐ動きにはならないのですが、さすがに米国での主よな経済指標の発表もあるなかでの休日を控えて積極的に買い上がるような動きはなく、持高調整の売り買いが中心となるなかで上げ幅を縮小して取引を終えました。

 小型銘柄も持高調整の売り買いが交錯、方向感無くまちまちとなりました。東証マザーズ指数は堅調となりましたが、日経ジャスダック平均は利益確定売りもあって軟調となりました。先物も連休の谷間とあって、寄付きからヘッジ売りの買い戻しなどは見られたのですが、まとまった売り買いはあくまでも散発的であり、指数の方向感を出すような場面はありませんでした。後場に入るとヘッジ売りのようなまとまった売りが見られる場面もあったのですが追随する動きもほとんどなく、方向感は最後までありませんでした。

 連休の谷間で寄り付きに買い上がられた後は方向感に乏しい展開となりました。業績回復を織り込むように底堅い堅調な展開は期待される一方で新たな買い手は未だに見られず、上値も限定的となってしまうようです。買い方の回転が効いているうちはいいのですが、市場参加者が少ないだけに回転が止まると一気に手仕舞い売りが出るということのようです。来週も2日しか営業日はなく、休日の間の米国の雇用レポートやISM景況感指数などの経済指標や欧州の金融不安の動向などを受けて、持高調整が中心となるものと思います。特に週末の米雇用統計の発表もあり、積極的な売り買いには乏しくなって来るものと思います。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 遅行線が日々線にサポートされるように基準線・転換線まで一気に戻りましたが、方向感に乏しい展開となりました。RSIもストキャスティックスも方向感はなく中途半端な位置にあり、上下方向感のないようなもみ合いが続くものと思います。遅行線が日々線にサポートされて堅調となるのか、どうか、上値を試す動きとなるのかどうか、来週の動きで方向感が見えてくるかもしれません。

TOPIX

NYダウ

 基準線にサポートされた格好ですが、まだ上値も重い展開です。RSIやストキャスティックスは方向感がなく、遅行線もまだ日々線のサポートを確認するには間があり、来週も方向感のない展開が続くものと思います。

円相場

NYダウ

 転換線や基準線のサポートを確認するように戻りましたが、さすがに上値も重くなっています。RSIは引き続き上昇となり、上値余地もあるのですが、ストキャスティックスは高値圏でのもみ合いであり、堅調ながらも上値の重い展開が続きそうです。それでも下値は転換線や基準線にサポートされて強含みに推移するのでしょう。

銘柄ピックアップ

連休の谷間で決算動向に反応しても動きは限定的

昭電工(4004) 216 △10

 28日の引け後に2010年12月期の連結営業利益が従来予想から上方修正となったと発表、好感する買いが入り大幅高となりました。加えて、ハードディスク駆動装置(HDD)の基幹部品である磁気ディスクを増産すると発表したことも好感されているものと思います。

MISAWA(1722) 460 △80

 大幅高となりました。28日の取引時間中にトヨタ(7203)がグループでの出資比率を引き上げると発表したことを引き続き好感し、連携強化による収益拡大期待や連休の谷間ということで値動きの良い幕間つなぎ的な銘柄が買われていることもあり、目先筋の買いを集めて大幅高となりました。

古河池(6937) 782 △21

 28日の引け後に2010年3月期連結純利益が従来予想を上回ったことや増配を発表したことが好感され、値動きの軽い銘柄を物色する動きもあって堅調となりました。

ホンダ(7267) 3215 ▼70

 米国株高や円安には反応せず、2011年3月期の収益見通しが市場予想を下回ったことで売られ軟調となりました。順調な業績改善も見込めるのですが、持高調整の売りもあって、買い手控え気分の強い中で軟調となりました。

NTTドコモ(9437) 146400 △700

 28日の引け後に2011年3月期の連結決算で純利益、営業利益共に微増と発表、市場予想とほぼ同じだったのですが、ここのところ収益悪化懸念などから軟調となっていたことの反動や買い戻しが入り堅調となりました。

ヤマトHD(9064) 1351 △36

 大幅高となりました。28日に2011年3月期の連結営業利益が前期比4%増となる見通しと発表、増益基調が維持できるとされたことが好感されて堅調となりました。

       1|2 次のページへ

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ

ITmedia 総力特集