「CO2排出削減33の知恵」には環境局と市民が取り交わす「気候契約書」の申込用紙も添付されている。33の知恵で示されたアドバイスを実行するかどうかを記入し環境局へ送ることになっているが、これは形だけの契約書で義務は何もない。趣旨はあくまで市民の関心を引くことにある。特に青少年にはいい社会教材となるだろうし、親子が一緒に記入するという使い方もできそうだ。
CO2削減に限らず環境保全の呼びかけは生活様式の見直しを問う内容が多くなる。それだけに上から見下ろした頭ごなしの訴えは反発を生じやすいし、楽しみながらできるに越したことはない。CO2排出削減33の知恵は、環境保全とエコの取り組みの基本「グローバルで考え、ローカルで行動」を実践するためのひとつの工夫である。
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