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» 2010年04月23日 16時21分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:米国は底堅く堅調だが週末の手仕舞い売りや持高調整の売り買いが中心で小動き (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 10914.46円 ▼34.63円
売買高 19億9993万株
日経平均先物 10950円
売買代金 1兆4824億円
TOPIX 978.20 △0.03
値上がり銘柄 958銘柄
東証マザーズ指数 497.13 △6.25
値下がり銘柄 549銘柄
日経ジャスダック平均 1338.87円 △6.18円
変わらず 168銘柄
騰落レシオ 122.75% △5.54%

日経平均

米国は底堅く堅調だが週末の手仕舞い売りや持高調整の売り買いが中心で小動き

 米国市場は底堅い堅調な展開となったのですが、為替が対ユーロで円高となったことや昨日の持高調整の流れを受けるように売り先行となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が売り越しと伝えられたことも、週末の手仕舞い売りを急がせる要因となったものと思います。寄り付きの売りが一巡したところでは節目と見られる10900円を割り込んだこともあり、先物買い戻しを始め、持高調整の買い戻しも入って切り返し堅調となる場面もありました。ただ、上値の重さが改めて確認されると再び手仕舞い売りや見切売りが嵩み結局軟調な展開となりました。

 後場に入ってからも軟調な地合いが続きました。幕間つなぎ的に小型銘柄が物色されたり、持高調整の売り買いが見られるなかで堅調なもの多かったのですが、あくまでも幕間つなぎであり、持高調整の買い戻しに過ぎないという感じで積極的に買い上がる動きもなく軟調な水準で方向感なく小動きとなりました。業績面を考えても決算発表での上振れ期待も強く、売り急ぐ動きもなく、目先の需給要因に振らされて方向感の無い展開となったものと思います。

 小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものも多く、インターネット関連銘柄など堅調なものが目立ちました。昨日同様に東証マザーズ指数は大幅高、日経ジャスダック平均も堅調となりました。先物は週末ということで後場に入ってからも手仕舞いの売り買い、ヘッジの売り買いが見られまとまった売り買いも多かったのですが、売り買い偏る場面は少なく、指数の方向を示すような動きはありませんでした。あくまでもヘッジと目先筋の売買となっていたようです。

 相変らず市場参加者は増えず、幕間つなぎ的に小型銘柄などが物色されて雰囲気が変わったようにも見えますが、値動きの良さだけに追随するような目先筋の売買と売り買い組み合わせながらの持高調整が中心となって、相場全体の方向感が見えません。懸念材料はマクロ的なもので、買い材料が業績回復と言うミクロ的なものと言うことで、買うタイミングを測りにくいということなのでしょう。ただ、業績回復が鮮明になっているだけに「押し目待ちに押し目なし」ということでもないのですが、持高調整の売りが出ているところが「いいところ」なのかもしれません。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 下値の節目での底堅さを確認する格好となりました。遅行線が日々線を意識して下げ渋っているものと思います。ストキャスティックスは底値圏でのもみ合いとなって、RSIはまだ落ち着かずに下値余地もあり、遅行線が日々線に絡むところで上下動きが出てくるのでしょう。それまでは底値を固めるような展開が続くものと思います。

TOPIX

NYダウ

 引き続き基準線にサポートされて底堅い展開となっています。底値固めということなのでしょうが、まだRSIもストキャスティックスも落ち着かず、もうしばらく上値の重い底値を固めるような相場が続くのかもしれません。遅行線が日々線に絡むような日柄から動きが出てくるのではないかと思います。

円相場

NYダウ

 転換線にサポートされるように堅調となりました。RSIは下げ足りず、下落が続いていると見てもいいのですが、ストキャスティックスは底値圏からの反発で上値余地はあるのですが、高値水準まで上昇、いったん上値も重くなるのかもしれません。高値を窺う場面もあるのでしょうが、高値を抜けて大きく買われるような展開は考え難いと思います。

銘柄ピックアップ

持高調整が中心で同業種内でもまちまちのものが目立つ

古河電(5801) 471 △6

 昨日の引け後に2010年3月期の最終損益が従来予想を大きく上回ったと発表、市場予想平均も大きく上回ったことから好感する買いが入り一時大幅高となりました。持高調整の売りもあって上値も限定されましたが堅調となりました。

富士フイルム(4901) 3145 ▼70

 2011年3月期の連結営業利益が上場以来初の赤字となった前期から急回復となる見通しと伝えられて買い先行となったのですが、市場予想平均にとどかなったことや持高調整の売りもあって寄り付きの買い一巡後は軟調となりました。

エルピーダ(6665) 2065 ▼55

 DRAMの価格調整や資金調達懸念から外資系証券が目標株価は据え置いたものの投資判断を引き下げたことで売られました。

日東電(6988) 3575 ▼100

 2010年3月期の連結営業利益が前期比4倍となり、従来予想を上回ったもようと新聞で報じられましたが、寄り付きの買い一巡後は持高調整の売りや市場予想通りとなったことで利益確定売りを急ぐ動きもあり軟調となりました。

サイボウズ(4776) 41250 △2100

 昨日、情報共有ソフトでソフトバンク(9984)傘下のソフトバンクモバイルと業務提携すると発表、収益拡大を期待する買いが入り大幅高となりました。主力銘柄の動きが悪いことから値動きの良い銘柄が買われた一環でもあるものと思います。

東 芝(6502) 532 △1

 2010年3月期の連結最終損益で従来予想から赤字が大幅に減少し収益改善を好感する買いが入り堅調となりました。持高調整の買いもあって最後まで堅調な展開が続きました。

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