光岡自動車、i-MiEVベースの改造EV「雷駆」を開発――5月下旬から予約受付開始

» 2010年04月23日 14時10分 公開
[栗田昌宜,Business Media 誠]

 オリジナルカーメーカーの光岡自動車は4月22日、新型電気自動車(EV)「雷駆(ライク)」を開発、5月下旬から予約受付を開始すると発表した。また、法人向け販売窓口として、兼松およびユアサM&Bと販売代理店契約を締結したことも合わせて発表した。

 光岡自動車は、ガリューやビュート、オロチ、卑弥呼(ひみこ)などのオリジナルカーで知られる日本で10番目の乗用車メーカー。このほど予約受付を開始した雷駆は、三菱自動車工業のEV「i-MiEV(アイミーブ)」をベースに改造したもので、一部にメッキ加工を施した前後バンパーに変更して高級感あるスタイリングにしたほか、全長を175ミリ延長して3570ミリとし、乗車定員も4人から5人へと変更した。このため登録枠も、軽自動車から小型乗用車に変更されている。

 販売店舗は、同社製自動車販売拠点と、新たに販売代理店契約を締結した兼松およびユアサM&B。納車とアフターサービスは最寄りの三菱自動車ディーラーが行う。

 車両本体価格は428万円だが、政府の電気自動車導入補助金(2010年度は1台あたり114万円の予定)が受けられるため、実質価格は314万円となる。また、販売方式はメンテナンスリースのため、購入者が補助金申請などの煩雑な手続きを行わなくてもすむという。

 納車開始日は8月以降の予定。車両サイズは、全長3570×全幅1475×全高1610ミリ。ボディカラーは、ホワイトソリッド、クールシルバーメタリック、ブラックマイカ(特別塗装色)、ミスティックバイオレットパール(同)、ラズベリーレッドパール(同)の全5色。

i-MiEV(アイミーブ)ベースの改造EV「雷駆(ライク)」。全長の延長や乗車定員の増員により、小型乗用車登録枠となった

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