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» 2010年04月21日 17時09分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:米国株高や円安、金融規制懸念が薄れたことで買い直されて大幅高 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 11090.05円 △189.37円
売買高 22億4332万株
日経平均先物 11100円 △200円
売買代金 1兆6533億円
TOPIX 987.07 △14.96
値上がり銘柄 1509銘柄
東証マザーズ指数 484.38 △10.43
値下がり銘柄 114銘柄
日経ジャスダック平均 1327.69円 △7.17円
変わらず 49銘柄
騰落レシオ 126.64% △8.77%

日経平均

米国株高や円安、金融規制懸念が薄れたことで買い直されて大幅高

 昨日までの調整の反動や米国株が堅調となったこと、また為替も円安に振れたこともあって買い先行となりました。主力銘柄の中にも買い戻しを交えて買い気配から始まるなど買い急ぐような動きも見られ大幅高の始まりとなりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が大幅買い越しと伝えられたこともあって、寄り付きの買いが一巡した後も買い戻しを急ぐ動きや目先筋の買いも入り堅調な地合いが続きました。上値の重さが見られる場面でも売り急ぐこともなく値持ちの良さを見て買い直すような動きも見られ、大幅高となりました。

 後場も堅調な展開が続きましたが、改めて買い上がるような動きはなく、前場買われていたものは引き続き高く、売られていたものは引き続き安いという状況で、指数は大幅高ながら方向感のない展開となりました。それでも上値の重さを見て売り急ぐ動きとなることもなく、逆に値持ちの良さを見て買い戻す動きもあり、前場の高値を窺うような場面も見られ、方向感はないながらも強含みに推移していました。引けを意識する時間帯まで値持ちが良かったことで最後は買戻しを急ぐ動きも出て、高値圏での引けとなりました。

 小型銘柄も昨日の反動もあって高いものが目立ち、東証マザーズ指数は大幅高、日経ジャスダック平均も堅調となりました。先物はまとまった買いも散発的に見られるのですが、追随して買い上がるような動きも、売りが下がるような動きも少なく、前場は先物に振らされて指数が上昇する場面もありましたが、後場はまとまった売り買いが出るところで指数は振らされるものの方向感は出ませんでした。

 大幅高とはなったのですが、同業種で同じような材料があるにも関わらず高安まちまちとなるようなものが見られました。円安を好感した割には為替に敏感な銘柄が上値が重かったりと持高調整の売り買いが中心となっていたものと思います。明日以降もこうした売り買いが続き指数を押し上げることになるのか、昨日までのように戻りの鈍さを嫌気して売り急ぐことになるのかが注目されますが、売り一巡後の下値固め、この水準から積極的に上値を買い上がる動きもないものと思います。持高調整などの目先の需給に振らされることになるのでしょうが、業績回復を織り込むように、決算発表の本格化を前に底堅さは見られるものと思います。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 節目と見られる水準=3月のもみ合い水準=1月高値でのもみ合い水準をサポートに反発となりました。先週末から今週初にかけて空けた「窓」を埋めるような形で基準線までの戻りとなりました。ストキャスティックスは底値圏からの反発となりましたが、RSIはまだ下げ足りず、まだ基準線に上値を押さえられた格好で遅行線が日々線のサポートを確認するようば場面も見られるのかもしれません。

TOPIX

NYダウ

 基準線にサポートされて転換線まで戻りました。底堅い、堅調な地合いのように見えますが、ストキャスティックスは底値圏からの反発と見てもいいのでしょうが、RSIはまだ下げ足りず、まだ、上昇が続く基準線のサポートを何度か試すような動きも見られるのではないかと思います。遅行線が日々線を意識する日柄から動きが出てくるのではないかと思います。

円相場

NYダウ

 基準線のサポート、2月高値水準でのサポートを確認して反発となりました。ただ、ストキャスティックスは底値圏にあったのですが、RSIは下げ足りない感もあり、まだ下値を確認するような場面もあるかもしれません。1月の高値水準をしっかりと抜ければ1月高値もみ合いの水準でサポートされたことが確認できるのですが、それまではまだ押し目を確認するようなもみ合いが続くと見ておいていいのではないかと思います。

銘柄ピックアップ

持高調整の売り買いが中心だが大幅高

エルピーダ(6665) 2091 △81

 4日ぶりに反発、大幅高となりました。前日までの下落の反動に加え、2010年3月期の連結最終損益が黒字に転換したもようと新聞で報じられたこと、米BBレシオでも半導体製造の好調さが見られたことなどから買われ大幅高となりました。

川崎船(9107) 393 △16

 洋上で液化天然ガス(LNG)を生産する事業に乗り出すと新聞で報じられ、コストを安く天然ガス田を開発できることか需要が大きく、収益拡大が期待されて買われ、大幅高となりました。

ヤマハ 発(7272) 1310 ±0

 公募増資で発行した新株の受け渡し日ということで、新株を市場で売却することが可能性になり、発行価格が前日終値を約6%下回るため、利益確定売りが嵩み上値の重い展開となりました。

マルハニチロHD(1334) 134 ±0

 2010年3月期連結営業利益が前期比3割減となったようだと新聞で報じられたことから売られ、一時軟調となりました。魚価低迷で採算が悪化し大幅な営業減益となりました。

住友鉱(5713) 1451 △46

 ニッケル地金の生産能力を2013年度までに6割引き上げると新聞で報じられたことや海外の取引市場で銅やニッケルの価格が上昇していることもあり、大幅高となりました。

7&I−HD(3382) 2388 ▼17 、 ローソン(2651) 4085 △15

 総じて堅調、ほぼ全面高となるなかで、セブン・アンド・アイは軟調となりました。昨日の引け後に3月の全国コンビニエンスストア売上高が10カ月連続で軟調となったことや輸出関連銘柄を中心に物色、内需関連銘柄への買いが見送られる中で、軟調となりました。持高調整の売りもあったようで、逆に買いが入ったローソンは堅調となりました。

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