買い戻しも入り底堅い展開か
経営統合することで基本合意した。10月1日付でコムシスHDを親会社、つうけんを子会社とする株式交換を実施する。交換比率は5月12日に発表、つうけん株は9月28日付で上場廃止になる見通し。
新開発の軟質ポリプロピレンの製造設備を建設する。来年11月に稼動する予定。主に紙おむつなどの衛生材料に使う特殊接着剤向けポリマーや不織布の柔軟性を向上させる材料としての用途を見込む。
半導体の回路原板となるフォトマスク製造事業への投資を再開する。建設を中断していた台湾の新工場を稼動させるほか、国内の主力工場で次世代の半導体製造に対応したフォトマスク製造ラインの導入を決めた。シェアで首位を争う凸版印刷も次世代に向けた投資を国内外で始める。
洋上で液化天然ガス(LNG)を生産する事業に乗り出す。オーストラリア北西部の海域に洋上JNG基地を建設、2014年に世界で初めて実用化する。洋上生産は従来手法に比べ、生産コストを削減でき、これまで難しかった中小規模の海底ガス田の開発が可能になる。
2013年度までに原子力発電所や電子部品に使うニッケル地金の生産能力を6割引き上げる。耐腐食性のニッケルは代表的なレアメタル(希少金属)として世界で需要が拡大、価格も高騰している。海外で鉱山開発も進めて供給能力を強化し、国内外で安定供給できる体制を構築する。
新興国を中心に軸受け(ベアリング)の販売代理店網を拡充する。新興国では建設機械や鉱山機械など産業機械の需要が拡大しており、代理店網をきめ細かく整備することで機械に組み込まれた軸受けの補修需要なども取り込む。
売り 1440万株
買い 3450万株
(金額ベースも買い越し)
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
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