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» 2010年04月14日 08時41分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:決算動向に反応しながらも業績回復期待は根強く堅調 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>11019.42△13.45

<NASDAQ>2465.99△8.12

<為替:NY終値>93.19-93.25

決算動向に反応しながらも業績回復期待は根強く堅調

 前日の引け後に発表された決算で業績の改善は見られるものの、売上高が予想を下回ったということで総じて売り先行となるように過熱感も強く、業績回復に対する期待が強い相場となっています。業績回復期待が強いだけに押し目では買いが入るといった状況でダウ平均、ナスダック指数共に堅調となりました。原油や金など商品相場も軟調なものが多いのですが、信用収縮の動きで売られたというよりは利益確定売り、手仕舞い売りに押されたということのようで、株式市場への影響はほとんどありませんでした。

 決算発表が本格化するところで、足元の業績動向に敏感に反応する動きとなっているようです。注目された半導体銘柄の決算も予想を大きく上回り時間外取引で買われているなど期待通りに業績が回復しているということで、ますます、期待が高まり、強気筋が増えることになるのでしょう。ただ、中国元の切り上げの問題や「出口戦略」などが取り沙汰される可能性もあり、また、過熱感が出てくるとまたぞろ、金融規制の問題なども浮上してくる可能性があります。好調な決算発表が続けば続いたで、反動安の懸念も強まるのでしょう。

 個別には決算発表を控えたインテルは堅調な推移となり、引け後に予想を上回る決算を発表、時間外取引で大幅高となっています(6:30現在)。前日引け後に決算を発表、売上高が予想を下回ったことや投資判断の引き下げがあってアルコアは売られ、決算が黒字に転じたタルボットは大幅高となるなど決算に敏感な反応も見られました。一方で利益確定売りに押されるものもさすがに多く、JPモルガン・チェースやキャタピラー、ウォルマートなどは軟調となりました。インテルの決算を先取りしたわけでもないのでしょうが、ヤフーが大幅高となったのをはじめ、マイクロソフトやグーグル、IBMなどハイテク銘柄は軒並み堅調となりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は米国株が堅調、為替も落ち着いた動きとなっていたのですが、物色一巡感や過熱感が強かったことから、利益確定売りや持高調整の売りが嵩んで一時大幅安となるなど軟調な展開となりました。特に材料があったわけでもないのですが、中国元の切り上げの問題などを取り沙汰する向きもあり、一旦上値の重さを確認すると過熱感が強いだけに売り急ぐ展開となるようです。ニューヨークダウ平均が11000ドル、TOPIXも1000ポイントと節目をつけてきており利益確定売りも嵩んだものと思います。

 米国市場は上値は重いながらも堅調、為替も落ち着いており、米国市場引け後の決算発表でも半導体関連銘柄の業績は上振れとなっており、日本市場も昨日の反動もあって、半導体関連銘柄などを中心としたハイテク銘柄などの上昇が期待されます。過熱感は依然強く、ハイテク銘柄などが物色されると指数への影響も大きいことからますます過熱感も強まるのかもしれませんが、利益確定売りに押されて物色対象に変化が見られて、調整となっていたものが多いだけに反発は大いに期待されます。

 日経平均は11100円を割り込んだところでの底堅さを確認する格好となり、11000円水準では今後も底堅さは見られるものと思います。過熱感が依然として強いことから、上値も限定されて、11200円台後半からは利益確定売りや戻り売りも嵩んでくるのかもしれません。11300円〜400円水準も「節目」となりつつあり、この水準を抜けて11500円に向かうのか、11000円水準での底堅さを確認するのか、決算動向などに一喜一憂することになりそうです。

本日の注目点

◇白川日銀総裁が講演

◇2月期決算:イオン(8267)、ローソン(2651)、良品計画(7453)、吉野家HD(9861)

◇米地区連銀経済報告(ベージュブック)

◇バーナンキ米FRB(連邦準備理事会)議長が議会証言

◇3月の米消費者物価指数

◇3月の米小売売上高

◇1−3月期決算:JPモルガン・チェース

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